介護等体験

 連休明けの2日間、「介護等体験」として四国大学と文理大学の学生さん10数名が来校しました。
 「介護等体験」とは、平成9年に「介護等体験特例法」が施行されて、小学校及び中学校教諭の普通免許状を取得するためには、特別支援学校で2日間、介護施設等で5日間の「介護等の体験」が義務づけられています。

 新型コロナウイルス感染症に罹るリスクの高い高齢者への感染予防から、実習生の受け入れを取り止める介護施設があると聞きましたが、本県の未来の教員を育成するためにも、可能な範囲で協力することは大切との想いで受け入れました。

 もちろん、本校の児童生徒への感染予防を最優先した上での受け入れとなりますから、例年は「授業体験」として子どもたちと触れ合ってもらうところを、今回は「授業見学」として、ソーシャルディスタンスを守ってもらいました。

 実際に「体験」することができず物足りなく感じたことと思いますが、学生の皆さんはとても礼儀正しく、真摯に参加されていました。
 感想文からも、それぞれに気づきがあり、特別な支援が必要とされる子どもたちへの「適切な支援」の仕方を本校の教員から学んでくれたことが伝わり、嬉しく思いました。
 数年後、本県の小中学校で教員として活躍されることを期待しています。