第2回職員研修

 

日時  令和3年6月8日(火)15:50~

演題  『摂食嚥下の基本ー食形態と介助方法ー』

講師  鴨島病院 言語聴覚士 三谷 勝 先生

 

私達が日常無意識に行っている「食べる」という行為について,

食べ物を認識してから胃の中に送り込むまでに,どのような過程を

経ているのかを詳しく学びました。

 

三谷先生手作りの嚥下模型を使い,

嚥下の際に各器官がどのように動くのか,

食物がどのように食道へ送り込まれるのかを説明してくれました。

それから,口の中に何も入れていない状態で,30秒以内に何回

ゴックンできるかをやってみて,自分の嚥下能力を確認しました。

思っていたよりも難しく,なかなかスムーズに飲み込めず,

嚥下能力が衰えてきていることを実感しました。

 

また,食べることや飲み込むことが難しい状態である「嚥下障がい」を体験してみました。

口を開けたままの状態や,舌を動かさない状態で飲み込んでみると,

いつもの飲み込み方と違い,むせてしまう教員もいました。

 

 

それ以外にも,とろみ剤の溶かし方や,

とろみ剤の分量によってどの程度粘度が変わるかを実演してくださったり,

食事介助のポイントの1つとして

食事中の姿勢,介助者の位置,介助方法等について説明してくださいました。

 

 

今回学んだことを活かして,児童生徒の安全に十分留意し,

給食の時間が楽しい時間になるように努めて参ります。

 

 

今回の研修では,3密を避けるために

ふれあいホール,小学部プレイルーム,高等部プレイルームに分かれて実施しました。

リモートに必要な機器が充実し,トラブルなく実施することができました。