校長室

ラストラン

 本校校長3年目

 退職までのラストラン

 コロナとともに

 気がつけばもう7月

 梅雨真っ盛り

 なのに連日の猛暑日

 雷雨に驚き 暑さにくじけ

 今年の夏を憂う 今日この頃

 東京では 今日で梅雨明けだと

子どもたちからの感謝状

 

 3月11日(金)のお昼休み。放送室から児童生徒会のY・Sさんの声が流れてきました。

 「これから、いつも校内をきれいに清掃してくださっている3名の方に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。」

 その後、児童生徒会会長のD・Sさんの声に替わりました。

 「今から、3名の方に感謝状を持って行きたいと思います。 

  みなさんも、校内で会ったら感謝の気持ちを伝えてください。」

 放送の後、児童生徒会を代表して、小学部のK・Sさんと、高等部のY・Kさんからそれぞれ感謝状をお渡ししました。1名の方はお休みされていたため、後日お渡しに行くことにしました。

 毎日、子どもたちのために環境美化に努め、清潔できれいな学習環境を整えてくださっています。昨年度からは、コロナ対策で手すりやドアの取っ手、あるいは教材教具の消毒の仕事も加わりましたが、子どもたちが見えないところでいつも丁寧に仕事をしてくださっています。おかげで、子どもたちも教員も気持ちよく学習に集中することができています。

 学校に来られた方からも、校内を見て「きれいですね。」とよく言われます。

 築47年を超える校舎ですから、あちこちに老朽化が出てきていますが、ピカピカに輝く廊下がそれを感じさせないのだと思います。

 そして、そのことを教職員だけではなく、子どもたちから感謝の気持ちを直接伝えることができる、ということが素晴らしいと思いました。

 放送を聞いて、すぐに写真を撮りにいきました(*^o^*)

 

       

 

 

         

 

       

 

 

 

 

 

 

第48回卒業証書授与式

 

 3月9日(水)、本日10時より「第48回卒業証書授与式」を行います。

今年度も、コロナ禍により、来賓は最小限にして、卒業生とその保護者を中心に

行います。在校生も各学部からリモートで参加します。時間短縮のため、式次第も

少し精選しました。

 今年度は、小学部2名、中学部3名の計5名が卒業します。高等部の卒業生は

いないため、内部進学者がほとんどです。本当にこじんまりとした卒業式になり

そうですが、昨日の予行演習では、答辞を聞いていてすでに涙が止まりませんでした。

マスク着用で良かったです。子どもたちは、自分の言葉で言うことが難しいため、

各担任が代弁して事前に録音しておき、代表者が卒業生全員の再生ボタンを押すの

ですが、その「押す」という動作一つとっても簡単なことではなく、日々の授業の

中でトレーニングしてきた成果なのです。

 ここに式辞を掲載して、卒業生の皆さんの門出をお祝いします。

 (名前は省略しています)

                   

            式    辞

 

 暖かな春風に誘われて、校舎へと続く桜の木の枝先には、小さな蕾がほころび始めています。
 今日のこの佳き日に、徳島病院院長様、診療部長様 並びにPTA会長様のご臨席を賜り、また、保護者やご家族の皆様方のご出席をいただき、徳島県立鴨島支援学校 
第四十八回 卒業証書授与式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。

 小学部 2名
 中学部 3名の皆さん  ご卒業おめでとうございます。

 先ほど、授与いたしました卒業証書は、皆さんがこれまで日々努力してきた結果であり、成長の証でもあります。
 皆さんが 本校で過ごした期間に長短はありますが、それぞれの学部でたくさんの学びを経験して、入学した頃とは比べものにならないほど、心も体も成長しています。
 今年度も、新型コロナウイルス感染症のために、様々な行事が中止となったり、変更したりしました。学校外での活動にも制限がかかり、交流校のお友だちとも直接会うことができませんでした。
 その替わりに、タブレットなどのICT機器を使って、リモートで交流する機会が増えました。ターゲットボッチャなどで、学校に居ながら県外のお友だちと対戦することもできました。
 また、病棟生さんとは、今年も直接会うことはできませんでしたが、オンラインで 病室と繋いでいただき、少しお姉さんになったお顔を見ることができて、とても嬉しかったです。 皆さんの、何事にも全力で取り組む姿は、私たち教職員にとりましても、誇りであり、エネルギーの源でした。
 
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今日までの日々を思い返されて、万感胸にせまるものがあることと想います。
 入学以来、本校教育に対しまして、深いご理解と温かいご協力を賜り、本当にありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 最後になりましたが、卒業生の皆さん。今年も運動会や学校祭などで、日々の学習の成果を存分に発揮してくれ、私たちに驚きと感動を与えてくれました。
 また、各学部の最高学年として、児童生徒会の仕事や学部行事等でリーダーシップを発揮してくれました。その成長した姿や笑顔は、在校生や私たち教職員の心の中に、今も輝いています。
 次の学部や学校に進学しても、たくさんの人と出会い、泣き笑い、豊かな人生を送って欲しいと思います。
 皆さんのこれから進む未来が、健やかで幸多きことを心からお祈りして、式辞といたします。


 令和四年三月九日
                         
                  徳島県立鴨島支援学校長  森本 真由美

 

 

第1回学校運営協議会

 7月9日(金)、第1回学校運営協議会を開催しました。

 徳島県では、「徳島県教育大綱」の重点目標Ⅳ「誰もがいきいき!生涯を通じ、安心して学ぶ教育の推進」の中で、学校・家庭・地域が一体で取り組む教育の推進のために、「地域とともにある学校」の実現のために、令和4年度までに全ての県立学校に

「学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)」の導入を推進すると明記されています。

 そのため、本校では、昨年度までの「学校評議員」制度を廃止し、新たに「学校運営協議会」制度を導入しました。その中で、「学校評価」への意見等も頂くことにいたしました。

「学校運営協議会」を設置した学校を「コミュニティ・スクール」と呼び、委員の方からご意見やご提案を頂き、積極的に学校運営に参画していただくことで、吉野川市を地域とした「地域とともにある学校」となることができると考えます。

「学校評議員」制度と異なる点は、学校関係者として単にご意見等を頂くだけではなく、委員全員が主体となって「目標やビジョン」を共有し、取り組んでいきます。

 今年度は、校長を入れて9名が、県教委から本校の「学校運営協議会」の委員に任命されました。会長と副会長は互選で選任しました。会の進行は、事務局である本校の教頭が行いますが、協議では会長が議長となり進めていきました。

 今回の議題は、次の4点でした。

 (1)学校運営の基本方針等について

 (2)本校の教育活動について

 (3)令和3年度の学校評価(総括評価表)について

 (4)今年度の取組について

 

 この中の(4)で、今年度の共通テーマを2つ決めました。

 1つ目は、「太鼓をツールとした地域交流」です。吉野川市には、NPO法人「太鼓の楽校」があり、本校の児童生徒も2人所属しています。また、学校祭でも隔年で全児童生徒と交流をしているため、太鼓に対して馴染みがあります。重度重複の児童生徒も打楽器であれば参加しやすいと思われます。以上のことから、校内だけでなく「太鼓」をツールとして校外との繋がりができることを期待して、提案しました。委員の中に、代表者の方もいるため、スムーズに承認されました。

 2つ目は、「ふれあい交流作品展」の展示場所や広報の仕方です。これまで各学部の交流校3校(飯尾敷地小学校、鴨島第一中学校、川島高校)と合同で、10月に市内の量販店を借りて作品展を開催してきました。しかしながら、量販店が変わり、以前のような展示スペースがなくなり、他の展示場所を捜しているということで、委員の方々から様々な案を頂きました。具体的な場所に関しては、コロナ禍でもあり、今年度は学校に一任するということで承認されました。

 

2年ぶりの運動会

 6月19日(土)、2年ぶりの運動会を開催いたしました。

 4月に「徳島アラート」が発令された後も、県内で急激にコロナ感染者が増え続けたため、5月の連休には高校の部活動が全て禁止され、一時は県の高校総体の実施も危ぶまれました。連休後は、少しずつ落ち着きをみせたため、当初予定していた運動会を、参加者を児童生徒と教職員、それに保護者(家族)のみに限定するとともに、午前中開催と短縮して実施しました。

 競技種目は、小学部、中・高等部それぞれ1種目とし、保護者種目と児童生徒・保護者による〇✕クイズの4種目でしたが、予定どおり11時45分に終わり下校。短時間でしたが、とても充実した内容でした。

 今年の児童生徒会のテーマは、「全てのことにChallenge」です。文化祭も同じテーマとなります。

 学部種目は、一人一人が普段の授業で取り組んでいる内容や、ちょっと難しいかなと思う課題を工夫して取り入れていて感心しました。

 小学部は「レッツ 玉入れ ぽん ポン PON」のタイトルで、一人一人玉入れの方法が違いました。スイッチを押して離す動きによってピン球が裏返した傘に飛び込む方法、ストラックアウトを取り入れて、その裏にある箱に投げ入れる方法。また、訪問学級の子どもたちも、自宅からVTRやリモートで参加してくれました。家族のご協力により、親子で参加してくださったご家族もありました。玉入れも工夫次第で、いろいろな方法があることが分かり、大変勉強になりました。残念ながら、病棟性の5名は参加することができませんでしたが、来年は一緒に参加できることを祈っています。

 中・高等部のタイトルは「みんなちがって みんないい」でした。このタイトルは、中学部1年生のS君が大好きな金子みすずさんの詩から発案したと聞きました。素敵なネーミングのとおり、今度は同じ内容の競技でしたが、一人一人に合わせた目標や使う道具に工夫があって、子どもたちの良さがよく引き出されているなあと思いました。どれも担任の先生からアシストを受けての競技であり、日頃からお互いのことをどれだけ理解できているかが勝敗を左右したのではないかなと思いました。

 保護者種目は「捜し物は何ですか」でした。2チームに分かれ、封筒の中に書かれた「捜し物」と同じワードが書かれたカードを、神経衰弱の要領で床の上に散らばったカードの中から探し当てるという競技でした。懐かしい曲を背景に、家族の皆様全員が参加してくださり、一発で当てたママもいれば、効率を考えてバックランでめくりながら当てたパパもいて、大盛り上がりでした。明日の体調が少し心配でした。。。(それは私)

 最後に、子どもたちとご家族による〇✕クイズでした。本校の公式キャラクターの「かも先生」も元気に登場して応援してくれました。徳島県や鴨島支援学校にちなんだ問題でしたが、みなさんよく知っていて、なかなか勝敗がつかず、用意していた問題すべて出し尽くし、最後はジャンケンで順位をつけました。賞品は、児童生徒会手作りの夏用グッズの詰め合わせでした。(欲しかったなあ・・・。)

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、ご家族の皆様に、子どもたちが普段学校で学習している内容について、一部ではありますが見ていただけたことが嬉しかったです。たくさんの応援や拍手をありがとうございました。

 今後も、感染状況をみながら、少しずつではありますが、他の学校行事も進めて行こうと思いますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。