校長室

お便り

50周年記念式典後、第二十代森本校長先生より、お便りをいただきました。

キラキラうれしいお便りをありがとうございました。

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徳島県立鴨島支援学校 喜多校長先生

           教職員の皆様

           児童生徒の皆さん

           保護者の皆様

  

 先日の鴨島支援学校創立50周年記念式典では、ご招待いただき、ありがとうございました。

 小規模校としての式典ならではの、隅々まで丁寧に気配りされた、心温まるアットホームな式典でした。数年前から準備してきたことが実現できて、最初の段階から多少なりとも関わってきた者として感無量でした。これもひとえに、校長先生をはじめ、教職員の皆様方、児童生徒の皆さん、保護者の皆様方のご尽力の賜物だと感謝申し上げます。

 山下さんの講演では、卒業生を代表して、40年前の当時の学校や病棟の様子を映像等で紹介するとともに、その当時の在校生たちの 心の叫びや想いを代弁していただき、懐かしく視聴しつつ、同時に胸を締め付けられる思いでした。当時と今とでは、児童生徒の病気や取り巻く環境が全く異なるため、単純に比較することはできませんが、学校や病院の歴史を語る上で大変重要なことだと思います。

 私が新任として赴任した当時(昭和61年頃)、「筋ジス教育(病弱教育)は教育の原点である」と言う言葉をよく耳にしましたが、正直その「原点」という言葉の真意は理解できていませんでした。

 現在、教育相談に携わる身として、毎日様々な悩み等の相談を受けていますが、進行性の難病で生きたくても長くは生きられない(当時)と言われていた子どもたちの状況を考えると、本当に一日一日がどんなに大切で貴重な時間だったかが分かります。

 命を燃やしながら、毎日を生きていたのです。

 当時を知る人も少なくなっていますが、鴨島養護学校の歴史とともに、病気と闘いながらも明日を夢見て生きていた子どもたちがいたことを、少しでも多くの人に知っていただけたら嬉しいです。

  

 鴨島支援学校の今後ますますのご発展と、皆様方のご多幸をお祈り申し上げて、お礼の言葉に代えさせていただきます。

 本当にありがとうございました。

 

                                 第二十代校長  森本 真由美

創立50年記念式典

 令和6年10月5日(土)本校の創立50周年記念式典が挙行されました。

ご多用にもかかわらず、多数の方々のご出席を賜り、ありがとうございました。また、たくさんのお心遣いに感謝申し上げます。

 

 

 

 

 お祝いたくさんのお花を

ありがとうございました。ハート

 

  50周年に際しまして、お心遣いいただきました、富士建材株式会社様、吉野川市職員労働組合様、野菊の里 施設長 大塚 勉 様、 第十六代校長 小倉 智子 様、第十七代校長 林 愽子 様、第十八代校長 大西 豊 様、第二十代校長 森本 真由美 様、第二十一代校長 大久保 民枝 様、掛田 千津子様、中 史治様、杉本 貞代様、そしてご協力いただきました徳島県立吉野川高等学校様、ありがとうございました。

    

   式 辞

  秋の訪れを感じる今日の良き日、徳島県教育委員会副教育長 松本 光裕様、独立行政法人国立病院機構とくしま医療センター院長 近藤 秀治様、吉野川市健康福祉部長 中山 泰治 様をはじめ、多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、ここに徳島県立鴨島支援学校創立五十周年記念式典を挙行できますことは、この上ない大きな喜びであります。教職員を代表して、心より御礼を申し上げます。

 また、本校児童生徒が取り組んでおります、学校間交流、防災オリエンテーション、ふれあい交流会など、どの活動も皆様のご支援のおかげで充実した教育活動となっております。これまで、本校の教育に携わってこられました歴代校長先生方をはじめ、旧職員の全ての方々、交流をしていただいております小学校・中学校・高等学校のみなさま、学校運営協議会および保護者の皆様の温かいご理解に深く感謝申し上げます。

  さて、創立五十周年にあたり、今一度、本校の歴史を紐解いてみたいと思います。

 本校の前身は、昭和32年10月、麻植郡飯尾敷地小学校・鴨島第一中学校の国立徳島療養所分教室だと伺っております。各学校の先生方が「療養所に入所している結核学級の児童生徒たちに学を」と考え、学習指導したことが始まりだったそうです。昭和39年、四国唯一の進行性筋ジストロフィー学級が設立します。プレハブの教室で、結核と筋ジスという、全く異なった病気の児童生徒たちに対する学校教育の確立に、当時の国立徳島病院のドクターと教師が手探りで学校環境、教育方法などを確立していきました。SDGsの目指す社会の目標である「誰一人取り残さない」という言葉すらなかった時代に、ドクターの協力を得ながら、この両校の教員は、例外を許さず、すべての児童生徒の教育に打ち込んでいったのです。先輩教師の教育に対する情熱に、頭が下がる思いを持つと同時に、このような教師たちによって創造された教育を受け継ぐ学校であることを誇りにも思います。学校祭、校外学習への参加など、児童生徒と教職員が積極的に教育活動に取り組んでいたことは、当時の資料からも読み取ることができます。そして、これらは、令和6年の現在も大切な教育活動として継続されております。昭和49年徳島県立鴨島養護学校が設立し、翌年には、第1回医教連絡協議会運営委員会が実施され、医療の力と教育の力を両輪とし、児童生徒の確かな教育がなされてきました。平成22年 徳島県立鴨島支援学校と校名が変更され、現在に至ります。創立当時は、46名であった児童生徒数ですが、近年の少子化および、病床の移転に伴う転校等もあり、児童生徒の数は減少しております。

 しかし、前身からの先輩教員の意志をしっかりと受け継ぎ、教育への熱意と強い使命感は失われてはおりません。とくしま医療センター西病院のドクターからは、一人一人の児童生徒に対する、ご指導、ご支援を頂いております。教職員は、理学療法士等による研修、中四国病弱虚弱連盟による研究協議会への参加など、高い専門性に裏付けられた教育を求めつつ、常に理論に基づいた実践を重ね、検証と改善を繰り返して参りました。児童生徒に色々な体験をしてもらいたい、様々な経験を積んで欲しいという思いとその工夫に関して、本校の全教職員は、日々、努力しております。そして、児童生徒たちも、毎日、色々なことにチャレンジしています。文化部門においては、平成24年読書活動の実践において、文部科学大臣より表彰を受けており、その後も、令和2年、令和6年「読書の活性化プロジェクトⅣ」において、知事賞を受賞しております。

 スポーツ部門においては、令和2年、スポーツ大会ターゲットボッチャ部門において準優勝を、令和5年には、 個人競技で、スラローム第1位、また、ソフトボール投げでは、大会新記録で第1位になるという活躍をした生徒もいます。

 ICT部門においては、令和5年には、中四国ロボットプログラミング大会で優勝をしております。

これらは、日ごろの取り組みが評価された結果でありますが、この他にも、校内では、かもカフェ、校外では藤井寺でのお遍路さんへのお接待など、児童生徒が、先生方と共に、お客さんや、お遍路さんの立場になり考え、喜んでいただけるもの作りや、声かけをして、がんばっています。

 そして、今年度から、「地域の公共施設をもっとバリアフリーに」という新たな研究課題への取り組みを行っています。鴨島図書館にご協力をいただき、本校の児童生徒だからこそ気づく改善点を伝えるとともに、性別、年齢、障がいの有無を問わず、すべての人々が利用しやすいユニバーサルデザインに挑戦しています。また、今後も、鴨島支援学校だからこそ気づくことのできる視点を強みとし、町づくりの共創に挑戦していきたいと考えています。

  さて、児童生徒のみなさん、みなさんの頑張りは、学校を越え、同級生や、社会の人々までも明るくし、元気付け、その元気はまた、みなさんに返ってくるのだということです。人々を勇気づける、その力強いパワーが、お互いを尊重する思いや、がんばりを招き、生活を豊かにしていくのです。これからも、「強く 明るく 豊かに」、先生方や事務室の方々と一緒に、よりよい鴨島支援学校を作っていきましょう。

  結びとなりますが、創立以来、50年間にわたりまして、本校にご支援を賜りました徳島県教育委員会をはじめとする関係機関の皆様、とくしま医療センター西病院の先生方、温かく見守り、応援していただきましたPTA、地域関係者の皆様に心から感謝申し上げます。そして、ご臨席賜りましたみなさま方には、引き続き、これまでと変わらぬご支援、ご指導をお願い申し上げます。これから先も、児童生徒たちと、徳島県立鴨島支援学校の新たな歴史を作り上げて行くことをお誓い申し上げ、式辞といたします。

 

                           令和六年十月五日

                           徳島県立鴨島支援学校

                           校長 喜多 久美子

 

 

暑中お見舞い申し上げます

本校も夏休みに入りました。

エントランスにある金魚の水槽の水が32度になり、

あわてて水槽の扇風機を使用しました。

これからは、金魚にもクーラーが必要な時代がくるのかも知れませんね。

35度を優に超す、登校日の日、生徒たちから、思わぬ贈り物がきました。↓

 とても、とても嬉しい暑中見舞いをありがとうございました。

 みなさまもご自愛ください。汗・焦る晴れ

母の日*父の日

今日は、小学部の児童が作った可愛らしい作品を紹介します。

いつも、お世話になっている、大好きなお母さん、お父さんへ

母の日、父の日の感謝のカードを書きました。

写真ではありますが、カードを見せていただいて、

心がほっこりハートハートしました。

お母さんも、お父さんも、きっと、ほっこりしていますね。可愛らしいカードを見せてくれて、ありがとうね。花丸

高等部からの贈り物

 

 先日、高等部の畑で、きれいな「サンチェ」が

収穫できました。

 鮮やかな緑色で、食べるのがもったいないほど綺麗でした。

 高等部の生徒や、先生たちが一生懸命育てた、きれいな野菜。

青虫に食べられたあともなく、丁寧に、丁寧に育てたのだと思います。

お昼の放送

赴任して、はや、1か月半が過ぎようとしています。

まだまだ、私は、あたふたしている状況ですが、

学校生活は、落ち着き、児童生徒たちも、どんどん活発になっています。

最近、お昼の放送が始まりました。

DJ役の生徒さんが、リスナーのリクエスト曲をかけてくれます。

私は、SDGsの曲をはじめて聞きました。

今日は、"It's a beautiful day"の曲が流れていました。

5月の太陽の光を受け、校長室から見える ひやまじ山 も緑に輝く

まさしく、It's a beautiful day."音楽音楽

”It’s a beatutiful day、the sun up晴れ, the music's playing”

  キラキラ~美しい日、太陽は上り、音楽が流れている~キラキラ

今日にぴったりの歌詞。

そういえば、今日は、本校の子どもたちも、笑みを浮かべてる子たち、多かったです。

また、放送を楽しみにしています。花丸

令和6年度 赴任のご挨拶

 この度、定期異動で校長として新しく赴任してまいりました 喜多 久美子(きた くみこ) と申します。

 3月末には、咲いていなかった桜も、4月に赴任するころには、見事に満開となり、現在、鴨島支援学校が、桜で彩られておます。

  前任校は、県南の那賀高等学校で、教頭として勤務しておりました。

 今回、特別支援学校の勤務も初めて、また校長としても初めてということで、とまどっていますが、何を質問しても、本校の先生方は、懇切丁寧に、そして、笑顔で答えてくださいます。

 先生方に、一から勉強させていただきながら、児童生徒たちと一緒に、本校の校訓のように「明るく 強く 豊かに」学校生活を児童のみなさん、生徒のみなさん、先生たちと送っていこうと思っております。

 さて、令和6年度の学校経営方針における重点目標は次のとおりです。

 ①児童生徒一人一人を大切にし、その個性や能力に応じて自己実現をめざす個別最適で

  誰一人取り残さない教育の推進

 ②安心安全な教育環境の整備と危機管理の推進

 ③研修の充実と教員の専門性の向上

 ④保護者・地域及び関係機関との連携や協働による持続可能な学校づくり

これらの重点目標のもと、小学部・中学部・高等部それぞれの発達段階に応じて、また児童生徒一人一人の障がいの特性に応じて、教育をしてまいります。

 どうぞよろしくお願いいたします。

                         徳島県立鴨島支援学校 校長 喜多 久美子

 

体育・スポーツ 思いがけないプレゼント

 今年は年明けから能登半島地震が発生し、たくさんの方々が亡くなられ、被災され、本当に心が痛みます。石川県内の特別支援学校の状況では、石川県立七尾特別支援学校が一番被害が大きかったと、全国特別支援学校病弱教育校長会事務局から連絡をいただきました。本校でも義援金を募っているところです。被災地の1日でも早い復興をお祈りいたします。

 さて、そんな暗いニュースの中、うれしいプレゼントがありました。あの大谷翔平選手のグローブが本校小学部にも届いたのです。大谷選手は日本国内約20,000校の全小学校に各3つのジュニア用グローブ約60,000個を寄贈しています。その20,000校の中に特別支援学校も含まれていたのです。感動しました。それぞれのグローブには大谷選手のサインが入っていて、本校の児童生徒はおおよろこびでした。その様子は小学部のHPにアップされていますので、ご覧ください。本校ではこのグローブを使って実際に野球とまでは、なかなか難しいですが、夢と希望を与えてもらいました。

 大谷選手、本当にありがとうございました。

 

 

        

 

 

お祝い 本校の発表が全病連機関誌に

 去る8月17日(木)~18日(金)に、島根県にて中国四国地区病弱虚弱教育研究連盟研究協議会が開催されました。その中の第3分科会「連携」において、本校は「地域との連携~作品配布とオンラインミーティングアプリ『ZOOM』を活用した交流活動を通して~」というテーマで発表を行いました。令和2年度以降のコロナ禍における吉野川市役所との交流活動の工夫をまとめたものです。そしてその発表が全病連機関誌「病弱虚弱教育第64号」掲載の実践研究発表に推薦されると連絡をいただきました。うれしい限りです。

 本校は教育重点目標の1つに「保護者・地域及び関係機関との連携や協働による持続可能な学校作り」を掲げており、上の活動の他に、「防災オリエンテーリング」や、地元の小中高との交流校活動、また、11番札所「藤井寺」におけるお接待等、地域社会との関わりを深めています。地域の中にあり、地域の中で学校も生徒も育つことができるよう、今後も連携を通した教育活動を続けていきたいと思っております。

                          

                              吉野川市役所の様子

NEW 新赴任のご挨拶

 このたびの定期異動で校長として新しく赴任してまいりました大久保民枝と申します。3月末に引き継ぎのため初めて本校へ訪れた際、正門の満開の桜とかわいらしくペイントされた壁画に出迎えられ、心がほっこり温かくなりました。私は、前任校はお隣の川島高等学校で、教頭として勤務しておりました。今回、特別支援学校の勤務も初めて、また校長としても初めてということで、少し緊張しておりますが、一から勉強させていただきながら、児童生徒たちのために邁進していきたいと思っております。

 さて、令和5年度の学校経営方針における重点目標は次のとおりです。

 ①児童生徒一人一人を大切にし、その個性や能力に応じて自己実現をめざす個別最適な教育の推進

 ②安心安全な教育環境の整備と危機管理の推進

 ③研修の充実と教員の専門性の向上

 ④保護者・地域及び関係機関との連携や協働による持続可能な学校づくり

これらの重点目標のもと、小学部・中学部・高等部それぞれの発達段階に応じて、また児童生徒一人一人の障がいの特性に応じて、教育をしてまいります。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

感謝!

 <最後の職員会議でのごあいさつ>

 最初に、先生方にお礼申し上げます。

 この一年間、大変お世話になり、ありがとうございました。
 
 3月8日には、6名の卒業生を無事に送り出すことができました。
 当日欠席した小学部のSさんも、17日にお母様が来校して、代わりに卒業証書を受け取ってくださいました。
 そして、先ほどは、11名の在校生の進級・修了についてのご審議ありがとうございました。今年度は、全校児童生徒数18名と、県立学校としては一番小さな学校だと思いますが、その分、一人一人の子どもに寄り添い、根気よく丁寧に向き合ってくださったおかげで、子どものペースに合わせた教育ができたと感謝しています。

 そして、今回が最後の職員会議ということなので、ここで退職のごあいさつをさせていただきたいと思います。
 コロナが始まった令和2年4月に本校に赴任して、以来3年間、校長として勤務いたしました。それ以前にも、教諭として8年間、教頭として2年間勤務したので、計13年間も本校でお世話になりました。
 当初、学校は始業式の次の日から再度の臨時休業となり、約2か月間子どもたちのいない学校となり、これまでのような学校経営はできないと思いました。

 でも、大学時代の交通事故やけが、そして50歳を過ぎてからの病気の連続により、想定外のことには慣らされてきたこともあって、次第にチャレンジャー精神が身についてきました。よく言えば、柔軟性や臨機応変といったことが身についたのでしょうか。
 
 それで、「鴨島支援学校魅力化プロジェクト」ということを始めたわけです。

どんな境遇であっても、何かできることがあるし、今できることから取り組んでいきたいとの想いでした。
 1年目は、先生方への宿題として全員に企画書を提出していただき、投票の結果、HPの活性化と学校テーマソングの作成に決まりました。応援歌でもある「未来に向かって」は、なかなか披露する機会が持てませんでしたが、とてもいい歌なので、ぜひ機会あるごとに歌ってください。
 2年目は、太鼓をツールとした地域交流でしたが、昨年はコロナ禍で断念。今年やっと、飯尾敷地小学校とリモートで合奏できました。もし継続していただけるのでしたら、今度は対面での合奏にチャレンジしてください。
 
 そして3年目の今年は、「学校の壁面をペインティングしよう」でした。美術の先生方の強力なご協力により、冬休み明けには完成し、それに私も参加させてもらって桜を付け足し、先日ニスを塗って仕上げてくださいました。
 道行く人も「可愛いね」と声をかけてくれて、毎朝出勤する時に癒やされています。

 また、私はいつも言っているように、花が大好きです。そして、挿し木で増やしたミニバラや紫陽花の花の苗を、学校のあちらこちらに密かに植えています。気がつかないような小さな苗もありますが、数年後には立派な花を咲かせてくれるかなーと期待しています。

 このように、私は意図的にタネや苗を学校に植えてきました。ほったらかしでも強く育つ苗もあるでしょう。でも、植物が育つには、基本的には水や太陽の光や養分が必要です。水は足りなくても多すぎても枯れることがあります。

 大きく丈夫に育てるには、その植物に適した水や光や養分が必要です。それは、人間も同じだと思うのです。
 私がまいたタネや苗は、皆さんに託します。どうか大切に育てていただき、立派な花を咲かせてもらえたら嬉しいです。

 わずかながらですが、コロナの収束が見えてきました。どんなに絶望の状態でも、必ず希望は生まれます。
 我々教員は、子どもたちの希望や夢を見つけるお手伝いをすることが仕事なのかなと、退職を前にして感じています。

 過去には感謝を、未来には希望を。

 私も、次のステージに移ります。
 先生方、本当にお世話になり、ありがとうございました。
 

卒業式

 

 3月8日(水)午前10時から、第49回卒業証書授与式が挙行されました。

 春の到来を感じさせる暖かい日差しに恵まれ、通学生3名、病棟訪問生2名

(ご家族が代理出席)、自宅訪問生1名の6名が、卒業証書を受け取りました。

その後、在校生を代表して生徒会長から送辞、卒業生の代表から答辞があり、

それぞれ自分の役割を立派に果たしました。特に、答辞を読んだSさんは、

本校の中学部と高等部で6年間学びました。入学当初は不安感が強く、移動する

ときには誰かの腕をつかんで放さなかった彼が、高等部に進学してからは一人で

行動できることが増え、生徒会長としての2年間の経験がさらに自信となり、

様々なことにチャレンジして素晴らしい成果を残しました。

 「旅立ちの日に」の曲をBGMにした感動的な答辞は、会場を感動の渦に巻き込み

ました。そして全員で校歌斉唱の後、卒業生たちは胸を張って退場し、笑顔で

学び舎を後にしました。皆さんの未来に幸あれ!

 

                        式    辞


 今年の冬は、珍しく何度か大雪が降りました。しかし、厳しい寒さの中にも、生命の息吹は、一歩一歩 着実に春に向かってやってきています。暖かな春風に誘われて、小さな蕾もあちらこちらでほころび始めています。
 
 今日のこの佳き日に、徳島病院 橋口院長様、宮崎診療部長様 並びに 坂口PTA会長様、さらには 本校 学校運営協議会委員の皆様方のご臨席を賜り、また、保護者やご家族の皆様方のご出席をいただき、徳島県立鴨島支援学校第四十九回 卒業証書授与式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
 
 小学部 3名、 中学部 2名、 高等部  2名 (呼名)

ご卒業おめでとうございます。
 

 先ほど、授与いたしました卒業証書は、皆さんがこれまで日々努力してきた結果であり、成長の証でもあります。皆さんは、それぞれの学部でたくさんのことを学び、入学した頃とは比べものにならないほど、心も体も成長しています。
 中学部と高等部の4人の卒業生の皆さんは、3年前、本校入学と同時に、新型コロナウイルス感染症のために、2か月の臨時休校となりました。学校再開後も、様々な行事が中止や延期となったり、変更したりしました。学校外での活動にも制限がかかり、交流校のお友だちとも直接会うことができなくなりました。
 その替わりに、タブレットなどのICT機器を使って、画面を通して相手の顔を見たり、会話をしたりする機会が随分と増えてきました。
 飯尾敷地小学校のお友だちとは、リモートで太鼓の合奏をすることもできました。
 また、本校はパラスポーツ競技の「ボッチャ推進校」として、今年度は県が主催する大会に何度か参加し、他校と実際に試合をすることで、スポーツの楽しさをより実感することができました。ターゲットボッチャの部では、学校や自宅にいながら、県内外の学校や外国の選手と対戦することができ、優勝や入賞するなど、素晴らしい成績を残すことができました。
 新聞に何度も取り上げられ、短期間のうちに、本校はボッチャに強い学校として 知られるようになりました。
 病棟生のNさんやOさんとは、今年も直接会うことはできませんでしたが、毎週リモートで病室と繋いでいただき、画面越しに元気そうな姿を見ることができて、安心するとともに、とても嬉しかったです。 
 訪問生のKさんは、運動会には学校に来て直接競技に参加できましたね。皆さんが、前向きに生き生きと取り組む姿は、私たち教職員にとりましても、喜びであり 誇りであり、エネルギーの源でした。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今日までの日々を思い返されて、万感胸にせまるものがあることと存じます。
 入学以来、本校教育に対しまして、深いご理解と温かいご協力を賜り、本当にありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 
 最後になりましたが、卒業生の皆さんは、 各学部の最高学年として、児童生徒会の仕事や学部行事等でリーダーシップを発揮してくれました。その成長した姿や笑顔は、在校生や私たち教職員の心の中に、今も輝いています。
 次の学部に進学する人、社会に出て行く人、それぞれにまた新しい出会いが待っています。期待とともに不安な気持ちもあると思いますが、皆さんは、これまでも「コロナウイルス」という目に見えない敵にも負けることなく、学校生活を楽しんできました。自分の「役割」は何か、ということを考えながら、これからも「強く明るく豊かに」の校訓どおり、思いっきり泣き笑い、豊かな人生を送って欲しいと願っています。
 
 皆さんのこれから進む未来が、健やかで幸多きことを心からお祈りして、式辞といたします。

  令和五年三月八日

                   徳島県立鴨島支援学校長  森本 真由美

 

卒業式に向けて

 3月8日(水)、本校の第49回卒業式を挙行します。

 今年度は、小学部3名、中学部2名、高等部3名の計7名が卒業します。

徳島病院に入院している子どもは、保護者の方が代理で参加して、卒業証書

を受け取ってくださいます。

 

 さて、突然ですが「卒業式」や「卒業証書」に意味はあるのかと問われたら、

何と答えますか。

 人生80年と言われていたのが、今や90年、100年の時代になりました。

人によって長短はありますが、お母さんのお腹のなかで受精卵が着床した時点から

妊娠が始まり、やがて人の姿まで成長した後、この世に誕生します。

その時、姿形は人間ですが、産まれたての赤ちゃんは、自分で生きていく術は何一つ

持っていません。そのままにしておくと、確実に命は消えます。

 そこから、両親や家族、その他たくさんの人の力を借りながら成長していきます。

そして、寿命を迎えるまでに、様々なライフステージが訪れます。

乳児期、幼児期、児童期、青年期、成年期、壮年期、老年期。。。区別の仕方は

様々ありますが、年齢や成長発達に合わせて、変化していきます。

 人間も動物の仲間ですが、他の動物と決定的に違うのは、本能だけでなく理性が

あるということです。それは、学習することによって獲得できるものなのです。

そのために、学齢期といって、小学校と中学校が義務教育と定められています。

その後も、高等学校、大学等、成長発達に合わせて学びの場が用意されています。

 日本国憲法には、「教育を受ける権利」と「教育を受けさせる義務」が明記されて

います。学齢期の子どもは「教育を受ける権利」があり、その保護者や周囲の大人には

「教育を受けさせる義務」があるのです。

 そして、それぞれの学びの最後には、その教育の課程を「修了」したことを広く

知らしめるために「卒業式」で卒業証書が授与されるのです。それは、一種の証明書

として、次の学びを受ける(進学する)ために必要となることがあります。

ですから、「卒業式」も「卒業証書」も決して意味がないわけではないのです。

 長いライフステージの中の、一つの区切りだと思います。あまり先が長すぎると

目標を見失いそうになるので、スモールステップで目標を立てて、それに向かって

進む。途中で変更も可能です。真っ暗の中、手探りで進まなければならない特は、

とても不安だけれど、進む内にやがて一筋の光が見えてくる。そこがゴールです。

そしてまた、次の道が現れてくる。

 そんなことを繰り返しながら、やがて歳を重ねていくように思います。自分は、

もう老年期に入りましたが、まだまだ道は続き(続くと思い)ます。

この3月31日で、私も一旦教師を「卒業」しますが、次の目標に向かって、

また歩き始める予定です。

 

 

如月

 

 「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」とはよく言ったものです。

いよいよ3学期が始まったなーと思っていたら、いつの間にか二月も

半ばを過ぎていました。

 卒業式もそろそろ近づいてきて、卒業学年は落ち着かないことと思います。

一年間というより、各学部や学校生活の総仕上げに入っていることでしょう。

 

 かく言う私も、そろそろ37年間の総仕上げに入らねばならぬのですが、

日々の公務に追われ(たフリ?)、整理も片付けもできていません。

たぶん、最後までジタバタしていることでしょう。

 仕事の進め方は、長年身に染みついたものであり、なかなか変わるもの

ではありませんね。最後の日まで駆け抜けていこうと思っています。

 

 この3年間、コロナ禍にもかかわらずクラスターを発生させず、大雪でも

休校にせず、授業を続けて来られたのは、保護者の皆様方のご理解とご協力

があってのことと、深く感謝申し上げます。

 また、病弱支援学校の職員であるという高い意識をもって、毎日子どもたちに

向き合ってくれている教職員の皆さんにも、あらためて感謝いたします。

 

 あと少し、よろしくお願いいたします。

 

3学期

 

    あけましておめでとうございます。

 今年の3学期の始業式は、1月10日(火)でした。

 2学期の終業式は大雪に見舞われ、県内各地で積雪しましたね。

 学校周辺も一面雪景色となり、樋山路の山並みも雪ですっぽりと

 包まれました。

 今年の冬は例年に比べて寒そうです。インフルエンザの流行も

 心配されています。皆さん、コロナとともに気をつけてください。

 

 さて、始業式では、毎年「自分が目標とする言葉」を公表?しています。

 昨年は、「お互いさま」と「おかげさま」でした。不要なカレンダーの裏

 に毛筆で書き初めをして、一年間校長室の壁に貼って、毎日見ていました。

 この二つは、ともに謙虚に反省する心を引き出してくれる言葉だと思います。

 そして、今年の目標を考えた時、この3月で教員を「卒業」する自分としては、

 やっぱり「ありがとう」とか「感謝」かなと思いました。

 毎日の生活の中で、多くの人に支えられていることに感謝して、一日一日を大切

 に過ごしていこうと思っています。

 

 そして、干支も自分の「寅年」から「卯年」へと替わりました。

 「卯」には「安全」とか「飛躍」という意味が込められていると聞きます。

 新しい年が皆さんにとって、安心安全で飛躍の年になるようにお祈りしています。

 

 

師走

 

とうとう12月に入りました。

今年は、秋になっても暖かい日が続き、11月になったらなったで

本校は暖房が入るため、寒さ知らずのうちに年末を迎えました。

南窓からの日差しに、ポカポカとしてパソコンを打つ手が止まり、

ボーッとすることがたまにあります。

それでも、朝晩はさすがに冷え、日中でも校長室の窓から見える

クヌギの並木が強風に吹かれて揺らいでいて、冬の到来を感じます。

 

2学期を振り返ると、8月末から急激に増加した新型コロナウイルス

感染者の影響で県のアラートも上がり、9月末に予定していた中学部

の修学旅行を来年に延期しました。

しかしながら、10月の小学部と高等部の修学旅行は、児童生徒の

「行きたい、見たい」という希望を優先して計画し、多少行き先を

変更しましたが、決行しました!

 

11月には学校祭があり、3年ぶりに即売と午後の部を再開しました。

保護者と来賓の皆様に参加していただき、子どもたちが活躍する場面を

見守っていただきました。

午後からの、「NPO法人 太鼓の楽校」さんによる和太鼓の演奏では、

本校の児童生徒も一緒に演奏して、賑やかで楽しい時間を過ごしました。

 

それ以外にも、教育の日による学校開放、学級やクラスによる校外学習、

ロボプロ選手権中四国大会、着物着付け体験、飯尾敷地小学校との太鼓を

ツールとした地域交流、市役所とのリモート交流、学校対抗ボッチャ大会

県教委学校訪問 等々。

11月は、たくさんの学校行事があったり訪問者があったりで、慌ただしく

過ぎていきました。土日も私的行事が入り、連日休む間もなく12月を迎えて

しまったというわけです。

 

年の瀬へのカウントダウンが始まるとともに、自分の退職へのカウントダウン

始まりそうですが、37年間の教員生活を振り返っている間もなく、あと

4か月が過ぎていくような気がします。

次の方への引き継ぎをきちんとしつつ、残された日々を子どもたちや教職員の

皆さんにとって、過ごしやすい居場所になるような学校づくりをめざして、

ラストスパートします!

 

 

 

ラストラン

 本校校長3年目

 退職までのラストラン

 コロナとともに

 気がつけばもう7月

 梅雨真っ盛り

 なのに連日の猛暑日

 雷雨に驚き 暑さにくじけ

 今年の夏を憂う 今日この頃

 東京では 今日で梅雨明けだと

子どもたちからの感謝状

 

 3月11日(金)のお昼休み。放送室から児童生徒会のY・Sさんの声が流れてきました。

 「これから、いつも校内をきれいに清掃してくださっている3名の方に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。」

 その後、児童生徒会会長のD・Sさんの声に替わりました。

 「今から、3名の方に感謝状を持って行きたいと思います。 

  みなさんも、校内で会ったら感謝の気持ちを伝えてください。」

 放送の後、児童生徒会を代表して、小学部のK・Sさんと、高等部のY・Kさんからそれぞれ感謝状をお渡ししました。1名の方はお休みされていたため、後日お渡しに行くことにしました。

 毎日、子どもたちのために環境美化に努め、清潔できれいな学習環境を整えてくださっています。昨年度からは、コロナ対策で手すりやドアの取っ手、あるいは教材教具の消毒の仕事も加わりましたが、子どもたちが見えないところでいつも丁寧に仕事をしてくださっています。おかげで、子どもたちも教員も気持ちよく学習に集中することができています。

 学校に来られた方からも、校内を見て「きれいですね。」とよく言われます。

 築47年を超える校舎ですから、あちこちに老朽化が出てきていますが、ピカピカに輝く廊下がそれを感じさせないのだと思います。

 そして、そのことを教職員だけではなく、子どもたちから感謝の気持ちを直接伝えることができる、ということが素晴らしいと思いました。

 放送を聞いて、すぐに写真を撮りにいきました(*^o^*)

 

       

 

 

         

 

       

 

 

 

 

 

 

第48回卒業証書授与式

 

 3月9日(水)、本日10時より「第48回卒業証書授与式」を行います。

今年度も、コロナ禍により、来賓は最小限にして、卒業生とその保護者を中心に

行います。在校生も各学部からリモートで参加します。時間短縮のため、式次第も

少し精選しました。

 今年度は、小学部2名、中学部3名の計5名が卒業します。高等部の卒業生は

いないため、内部進学者がほとんどです。本当にこじんまりとした卒業式になり

そうですが、昨日の予行演習では、答辞を聞いていてすでに涙が止まりませんでした。

マスク着用で良かったです。子どもたちは、自分の言葉で言うことが難しいため、

各担任が代弁して事前に録音しておき、代表者が卒業生全員の再生ボタンを押すの

ですが、その「押す」という動作一つとっても簡単なことではなく、日々の授業の

中でトレーニングしてきた成果なのです。

 ここに式辞を掲載して、卒業生の皆さんの門出をお祝いします。

 (名前は省略しています)

                   

            式    辞

 

 暖かな春風に誘われて、校舎へと続く桜の木の枝先には、小さな蕾がほころび始めています。
 今日のこの佳き日に、徳島病院院長様、診療部長様 並びにPTA会長様のご臨席を賜り、また、保護者やご家族の皆様方のご出席をいただき、徳島県立鴨島支援学校 
第四十八回 卒業証書授与式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。

 小学部 2名
 中学部 3名の皆さん  ご卒業おめでとうございます。

 先ほど、授与いたしました卒業証書は、皆さんがこれまで日々努力してきた結果であり、成長の証でもあります。
 皆さんが 本校で過ごした期間に長短はありますが、それぞれの学部でたくさんの学びを経験して、入学した頃とは比べものにならないほど、心も体も成長しています。
 今年度も、新型コロナウイルス感染症のために、様々な行事が中止となったり、変更したりしました。学校外での活動にも制限がかかり、交流校のお友だちとも直接会うことができませんでした。
 その替わりに、タブレットなどのICT機器を使って、リモートで交流する機会が増えました。ターゲットボッチャなどで、学校に居ながら県外のお友だちと対戦することもできました。
 また、病棟生さんとは、今年も直接会うことはできませんでしたが、オンラインで 病室と繋いでいただき、少しお姉さんになったお顔を見ることができて、とても嬉しかったです。 皆さんの、何事にも全力で取り組む姿は、私たち教職員にとりましても、誇りであり、エネルギーの源でした。
 
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今日までの日々を思い返されて、万感胸にせまるものがあることと想います。
 入学以来、本校教育に対しまして、深いご理解と温かいご協力を賜り、本当にありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 最後になりましたが、卒業生の皆さん。今年も運動会や学校祭などで、日々の学習の成果を存分に発揮してくれ、私たちに驚きと感動を与えてくれました。
 また、各学部の最高学年として、児童生徒会の仕事や学部行事等でリーダーシップを発揮してくれました。その成長した姿や笑顔は、在校生や私たち教職員の心の中に、今も輝いています。
 次の学部や学校に進学しても、たくさんの人と出会い、泣き笑い、豊かな人生を送って欲しいと思います。
 皆さんのこれから進む未来が、健やかで幸多きことを心からお祈りして、式辞といたします。


 令和四年三月九日
                         
                  徳島県立鴨島支援学校長  森本 真由美

 

 

第1回学校運営協議会

 7月9日(金)、第1回学校運営協議会を開催しました。

 徳島県では、「徳島県教育大綱」の重点目標Ⅳ「誰もがいきいき!生涯を通じ、安心して学ぶ教育の推進」の中で、学校・家庭・地域が一体で取り組む教育の推進のために、「地域とともにある学校」の実現のために、令和4年度までに全ての県立学校に

「学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)」の導入を推進すると明記されています。

 そのため、本校では、昨年度までの「学校評議員」制度を廃止し、新たに「学校運営協議会」制度を導入しました。その中で、「学校評価」への意見等も頂くことにいたしました。

「学校運営協議会」を設置した学校を「コミュニティ・スクール」と呼び、委員の方からご意見やご提案を頂き、積極的に学校運営に参画していただくことで、吉野川市を地域とした「地域とともにある学校」となることができると考えます。

「学校評議員」制度と異なる点は、学校関係者として単にご意見等を頂くだけではなく、委員全員が主体となって「目標やビジョン」を共有し、取り組んでいきます。

 今年度は、校長を入れて9名が、県教委から本校の「学校運営協議会」の委員に任命されました。会長と副会長は互選で選任しました。会の進行は、事務局である本校の教頭が行いますが、協議では会長が議長となり進めていきました。

 今回の議題は、次の4点でした。

 (1)学校運営の基本方針等について

 (2)本校の教育活動について

 (3)令和3年度の学校評価(総括評価表)について

 (4)今年度の取組について

 

 この中の(4)で、今年度の共通テーマを2つ決めました。

 1つ目は、「太鼓をツールとした地域交流」です。吉野川市には、NPO法人「太鼓の楽校」があり、本校の児童生徒も2人所属しています。また、学校祭でも隔年で全児童生徒と交流をしているため、太鼓に対して馴染みがあります。重度重複の児童生徒も打楽器であれば参加しやすいと思われます。以上のことから、校内だけでなく「太鼓」をツールとして校外との繋がりができることを期待して、提案しました。委員の中に、代表者の方もいるため、スムーズに承認されました。

 2つ目は、「ふれあい交流作品展」の展示場所や広報の仕方です。これまで各学部の交流校3校(飯尾敷地小学校、鴨島第一中学校、川島高校)と合同で、10月に市内の量販店を借りて作品展を開催してきました。しかしながら、量販店が変わり、以前のような展示スペースがなくなり、他の展示場所を捜しているということで、委員の方々から様々な案を頂きました。具体的な場所に関しては、コロナ禍でもあり、今年度は学校に一任するということで承認されました。

 

2年ぶりの運動会

 6月19日(土)、2年ぶりの運動会を開催いたしました。

 4月に「徳島アラート」が発令された後も、県内で急激にコロナ感染者が増え続けたため、5月の連休には高校の部活動が全て禁止され、一時は県の高校総体の実施も危ぶまれました。連休後は、少しずつ落ち着きをみせたため、当初予定していた運動会を、参加者を児童生徒と教職員、それに保護者(家族)のみに限定するとともに、午前中開催と短縮して実施しました。

 競技種目は、小学部、中・高等部それぞれ1種目とし、保護者種目と児童生徒・保護者による〇✕クイズの4種目でしたが、予定どおり11時45分に終わり下校。短時間でしたが、とても充実した内容でした。

 今年の児童生徒会のテーマは、「全てのことにChallenge」です。文化祭も同じテーマとなります。

 学部種目は、一人一人が普段の授業で取り組んでいる内容や、ちょっと難しいかなと思う課題を工夫して取り入れていて感心しました。

 小学部は「レッツ 玉入れ ぽん ポン PON」のタイトルで、一人一人玉入れの方法が違いました。スイッチを押して離す動きによってピン球が裏返した傘に飛び込む方法、ストラックアウトを取り入れて、その裏にある箱に投げ入れる方法。また、訪問学級の子どもたちも、自宅からVTRやリモートで参加してくれました。家族のご協力により、親子で参加してくださったご家族もありました。玉入れも工夫次第で、いろいろな方法があることが分かり、大変勉強になりました。残念ながら、病棟性の5名は参加することができませんでしたが、来年は一緒に参加できることを祈っています。

 中・高等部のタイトルは「みんなちがって みんないい」でした。このタイトルは、中学部1年生のS君が大好きな金子みすずさんの詩から発案したと聞きました。素敵なネーミングのとおり、今度は同じ内容の競技でしたが、一人一人に合わせた目標や使う道具に工夫があって、子どもたちの良さがよく引き出されているなあと思いました。どれも担任の先生からアシストを受けての競技であり、日頃からお互いのことをどれだけ理解できているかが勝敗を左右したのではないかなと思いました。

 保護者種目は「捜し物は何ですか」でした。2チームに分かれ、封筒の中に書かれた「捜し物」と同じワードが書かれたカードを、神経衰弱の要領で床の上に散らばったカードの中から探し当てるという競技でした。懐かしい曲を背景に、家族の皆様全員が参加してくださり、一発で当てたママもいれば、効率を考えてバックランでめくりながら当てたパパもいて、大盛り上がりでした。明日の体調が少し心配でした。。。(それは私)

 最後に、子どもたちとご家族による〇✕クイズでした。本校の公式キャラクターの「かも先生」も元気に登場して応援してくれました。徳島県や鴨島支援学校にちなんだ問題でしたが、みなさんよく知っていて、なかなか勝敗がつかず、用意していた問題すべて出し尽くし、最後はジャンケンで順位をつけました。賞品は、児童生徒会手作りの夏用グッズの詰め合わせでした。(欲しかったなあ・・・。)

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、ご家族の皆様に、子どもたちが普段学校で学習している内容について、一部ではありますが見ていただけたことが嬉しかったです。たくさんの応援や拍手をありがとうございました。

 今後も、感染状況をみながら、少しずつではありますが、他の学校行事も進めて行こうと思いますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 

地域の清掃活動に職員参加

 5月26日(水)、午前9時からお昼頃まで学校周辺の清掃活動に、地域の学校として参加しました。

 昨年度の1月26日にも、隣接する徳島病院の正門周辺から学校へと続く道路の草刈りに、地域の方から協力依頼がありました。平日だったため、授業のない校長と技師さん、チャレンジ補助員さん2名の計4名が参加しました。

 今年度も平日のため、同様に教頭先生と事務長さん、技師さん、チャレンジ補助員さんの計4名が参加することにしました。

 校長の私も、ごあいさつだけでもと歩いて道を下って行ったところ、行けども行けども皆さんの姿が見当たらず。。。昨年度に作業した場所よりずっと下の、ガードレールの下の方にやっと人影が見えてきました。が、そこは、道路から投げ捨てたゴミの山でした。坂道なので、通勤の時には気づかなかったのですが、ガードレールを乗り越えて一歩足を踏み入れると、辺り一面ゴミが散在していました。

 拾っても拾っても長年に渡り積み重なった空き缶やゴミ袋や電化製品等々が出てくる出てくる。本校の職員は、お揃いの黄緑蛍光色のスタッフジャンバーを着ていたため、足場の悪い場所で作業している様子が上からでもよく見えました。

 私も30分ほど参加しましたが、用事があったため先に帰ってきました。が、作業はなかなか終わらない様子で、結局正午頃、5月とはいえ熱中症が心配されるような蒸し暑い中、皆さん歩いて帰ってきました(>_<)

 お手伝いいただいた教職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。地域の方々もご苦労様でした。

 本来ならば、行政が行うような作業でしたが、地域の方々の「自分たちの手で地域を良くしよう」という熱い思いが伝わってきて、私たちがこの場所で勤務しているのも何かの縁と考えて協力させていただきました。

 綺麗になった場所を見て、大型ゴミの捨て場としたり、通りがかりの車からポイ捨てをしたりする人がいなくなるよう、切にお祈りしました。

 

 

 

 

授業参観中止

 昨年度は、コロナ禍のため、年度当初より学校が臨時休校になり、学校が再開された後も教育活動に様々な制限がかかり、多くの学校行事が中止や規模を縮小しての開催となりました。

 そのような状況でも、子どもたちは感染症対策をしつつ、日々の授業や自分の目標に向かって頑張ってくれました。遠隔授業や遠隔交流といった、新しいことにもチャレンジして、一人一人が「できる」ことを増やしてきました。

 今年度こそは、昨年度できなかったことができる、と期待していましたが、昨年度末から全国的に感染者が急増しており、徳島県でも4月に入ってからの感染者数が連日数十名となり、先日とうとう100名を超えてしまいました。今までにない感染力で、学齢期の子どもの感染者も急激に増えています。

 そして、20日には「とくしまアラート」が引き上げられて、以前よりさらに感染拡大防止について強化する必要がでてきました。本校は、児童生徒数も少なく、三密になる状況もほとんどないのですが、万一のことを考えて、急ですが4月25日に予定していた授業参観を中止、PTA総会を書面開催とさせていただきました。

 授業参観を楽しみにされていた保護者の皆様には、大変申し訳ございませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。また、PTA総会に関しましては、25日にPTA役員会を短時間で開催いたしましたので、役員会でご承認いただいた議事について、後日書面にてご審議いただきますようお願いいたします。

令和3年度 着任式・始業式

 4月8日(木)、午前9時30分から着任式があり、今年度新たに赴任された19名の先生方(うち10名は再任)のご紹介をしました。代表として掛田教頭先生からごあいさつを頂きました。新しい先生方の顔や名前を早く覚えて、一緒に楽しく充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。

 続いて、1学期の始業式を行いました。児童生徒の皆さんに、お話した内容を掲載します。

 

「今日から新学期です。学年が一つ上がりましたね。今朝は、期待と不安な気持ちで登校してきた人がいるかもしれませんが、心配はいりません。先生たちも同じです。

 今年一年の目標を決めてきた人はいますか。手を挙げなくても、校長先生に向かって目で合図してください。はい、分かりました、半分の人は決まっていますが、後の半分の人はまだのようですね。今日、この後、学部長や新しい担任の先生からのお話を聞いたら、きっと頭の中に浮かんでくると思います。

 ところで、校長先生の今年の目標は何か知っていますか。ヒントは、昨年度の3学期の始業式で、新年の誓いとして書き初めしたものをみんなの前で発表しました。覚えていますか。忘れた人は校長室に見に来てください。毎日見えるように壁に貼っていますから。校長先生は、今年の12月までに目標を達成しようと、今少しずつ努力をしています。みなさんも、今現在取り組んでいることがあればそれを続けていき、なければ何か新しいことに挑戦してみてください。

 話は変わりますが、私は花が大好きです。この花は何の花か分かりますか。ツツジやサツキといった花にとてもよく似ていますが、実は『シャクナゲ』という花の花弁です。一つ一つの花弁も小さな花に見えて可愛いけれど、いくつもの花弁が集まると豪華な感じがしますね。もう、散ってしまいましたが、桜の花も同じですね。

 実は、学校も一緒で、みなさん一人一人も毎日勉強やスポーツなどに頑張っていますが、学級やクラス、あるいは学部や学校全体で力を合わせると、一人ではできない凄いことができます。

 新型コロナウイルスの影響で、今年も行事を工夫して行うことになると思いますが、自分でできることを増やすとともに、仲間と協力するということを、学校全体の目標にしたいと思っています。

 それでは、今年一年、コロナに負けず頑張りましょう。

 これで、校長先生からのお話を終わります。」

令和3年度がスタートしました(*^o^*)

 校長2年目となりました,森本です。今年度も,昨年度同様によろしくお願いいたします。

 さて,4月1日は春の陽気の中,満開の桜を車中から鑑賞しながら新たな気持ちで職場に向かった先生方も多いと思います。 

 昨年度から全世界を圧巻している新型コロナウイルス感染症については,残念ながら収束するどころか,全国的に第4波が来たと言われるほど感染者が急増しており,緊急事態宣言は解除されましたが,新たに大阪府等に「まん延防止等重点措置」(まん防)が,本日から5月5日までの1か月間,適用される事態となっています。

 本県においても連日感染者が出ており,まだまだ油断のできない状況です。従って,新学期が始まっても感染症対策は継続していきます。

 つきましては,保護者の皆様におかれましては,昨年度と同様,ご家庭でも感染症対策とともにお子様の体調管理をよろしくお願いします。 

 

 4月8日(木)には,新規赴任者の着任式,1学期の始業式,入学式を行いますが,3密を避けるために,在校生は各学部のホールから,自宅訪問生は自宅から,県外のPTA会長様も自宅からリモート参加となります。

 また,高等部へ入学する病棟訪問生は,徳島病院様のご協力で,病棟のベッドの上からリモート参加して保護者様と一緒に入学式に参加できることになりました。

 本当にありがとうございます♡

 新学期,コロナに負けず,新しいことにどんどんチャレンジしていきましょう!

 

 

令和2年度卒業式

 本日、春の陽気が感じられる暖かな日差しの中、徳島県立鴨島支援学校 第47回卒業証書授与式が挙行されました。
 
 小学部3名、中学部1名の計4名は、それぞれの学部を卒業して、4月からは次の学部に入学する予定です。高等部は4名が本校を卒業しました。進路先は一人一人異なりますが、本校で学んだ事を力にして、新しい場所でも頑張って欲しいと思います。

 保護者の皆様には、お忙しい中ご出席いただき、本当にありがとうございました。
 教職員一同、心を込めて卒業生を送り出すことができました。

 ここに、校長の式辞を掲載します。
 校長となり初めての式辞ですが、卒業生一人一人の顔を思い出しながら考えました。

 

                                                     式      辞
  厳しい冬の寒さに耐えながらも、校舎へと続く木々の枝先には、桜の蕾がほころび始めています。三寒四温の言葉どおり、時折吹く暖かい風に、春の訪れを感じる季節となりました。
 
   今日のこの佳き日に、徳島病院 西野院長様、宮崎小児科医長様のご臨席を賜り、また保護者やご家族の皆様方のご出席をいただき、徳島県立鴨島支援学校 第四十七回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員・在校生にとりましてもこの上ない喜びであり、厚くお礼を申し上げます。
 
    ただいま、小学部三名、中学部一名、高等部四名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 先ほど、授与いたしました卒業証書は、皆さんがこれまで日々努力してきた結果であり、成長の証でもあります。
   
 「卒業」という言葉には、大きな喜びとともに少しの寂しさを感じます。皆さんが本校で過ごした期間に長短はありますが、それぞれの学部でたくさんの学びを経験した皆さんは、入学した頃とは比べものにならないほど、心も体も成長しています。それぞれの学部で最高学年として、毎日の学習以外にも生徒会活動や学校行事に、一生懸命取り組んだ成果は、確実に皆さんの力となって、次のステージでの活躍に繋がっていくことでしょう。
 
 今年度は、四月七日に休校の延長が決まり、五月末に学校が再会した後も、コロナ禍の中で様々な行事が中止になったり、規模を縮小したりして実施することになりました。皆さんの活躍の場が奪われたことは、本当に残念でした。しかしながら、皆さんは手洗いや消毒などの感染症対策をしながらも、自分たちの目標に向かって一歩一歩確実に歩んできました。
  そして、高等部では希望する進路を実現するために、一年生の時から施設見学や就業体験に取り組んできました。知らない場所で知らない人と一緒に過ごしたり 仕事をしたりすることは、本当に緊張します。でも、最後まで自分を信じ、周りの方々の助言を素直に受け入れ、粘り強く努力することで、進路を決定することができました。
 皆さんの、何事にも全力で取り組む姿は、私たち教職員にとりましても、誇りであり、エネルギーの源でした。私は、皆さんと出会ったことに感謝しています。皆さんと出会い、ともに学び、皆さんの大事な成長を側で見届けることができて、本当に幸せでした。
 
   保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今日まで、大切に育ててこられた日々を思い起こされ、万感胸にせまるものがあることと想います。
  卒業生一人一人も、保護者の皆様の深い愛情と支援があってこそ、 今日の日を迎えられたと、感謝の気持ちで一杯だと思います。入学以来、本校教育に対しまして深いご理解と温かいご協力を賜り、本当にありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 
   最後になりましたが、卒業生の皆さん。小・中学部では、各学部の最高学年として、高等部では本校の最終学年として、在校生のお手本となり、リーダーシップを発揮してくれました。その姿は、在校生や私たち教職員の心の中に、ずっとずっと輝いています。
  本校の卒業生であることに誇りをもって、これから始まる新しい生活でも、本校の校訓である 「強く 明るく 豊かに」 を思い出して、たくさんの人と出会い、泣き笑い、豊かな人生を送って欲しいと思います。

 『 ここにいるから出会えた仲間   ほほえみが 幸せを 連れてくる 
    一人一人が輝いて 自分の花を咲かせよう  共に歩み 共に進もう  未来へ飛びだそう 』
 
   今年度、皆で作った学校のオリジナルテーマソングです。
  皆さんのこれから進む未来が、健やかで幸多きことを心からお祈りして、式辞といたします。
 
      令和三年三月十日
                                                        徳島県立鴨島支援学校  校長 森本 真由美

「かも先生チャレンジ動画」完成

 学校祭の演示と演示の間、換気の時間に本校公式マスコットキャラクターの「かも先生」によるチャレンジ動画を上映します。
 今日は予行演習でしたが、初めて動画を見て、その愛らしさに頬が緩みっぱなしでした。
 HPにも、「かも先生日記」のコーナーで静止画を毎週掲載していますが、巨体を思いっきり動かしながら、学校でできる様々なことにチャレンジしている姿は本当に可愛くて、もっとたくさんの人に見てもらいたいなと思いました。コロナ禍で、校外に出て広報できないのがとっても残念です(ToT)


     「トランポリン跳んでみた」


        「空き缶つぶし」


      「阿波おどり踊ってみた」


        「太鼓の達人」
 

 そのうち,HP上でも見られるようにしたいと思います。

学校祭予行

 今年の学校祭は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、日程をはじめ様々な変更がありました。
 当初は11月28日(土)開催予定でしたが、インフルエンザの心配もあり、10月31日(土)へ約1か月早く前倒しするとともに、「3密」回避のために当日参加していただくのは保護者や家族の方に限定して、作品展と演示のみの午前中開催としています。

 本番5日前の今日は、予行演習でした。
 演示を通しで見るのは今日が初めてでした。当日のお楽しみのために詳しい内容は言えませんが、各学部ともに短期間の間に授業を中心に練習や準備を重ねてきたことがよく分かる、素晴らしい内容でした(^_^)
 これまでにも、当日、舞台に立つことができなくても、タブレット端末等のICT機器を活用して一つの作品の中で共演することは可能でした。
 しかし、Society5.0時代の到来とともに、今のWITHコロナに合わせた「新しい生活様式」として「オンライン」や「リモート」といった新しいコミュニケーション手段を取り入れることで、双方向的なやりとりが可能となり、さらに臨場感あふれる作品になっていました。
 これだけでは、何のことか?でしょうが、今回は各学部の演示のテーマだけ紹介しますので、ぜひ想像を膨らませてみてくださいね。

 小学部  :「世界に一つだけの花」
 中・高等部:「続ミッションinおへんろ 新しいおせったい様式や~♪」

小学部修学旅行~行ってきます~

 今年の修学旅行は、新型コロナウイルス感染症の影響で、中学部は2年生のため来年に延期し、小学部は1泊2日のところを日帰りとしました。(高等部は隔年で実施のため、今年は元々予定なし)
 行き先については、徳島県内も検討しましたが、7月~8月にかけて「徳島アラート」が発令されるほど県内において感染者数が急増したことにより、香川県も選択肢に入れました。そして、晴天なら「NEWレオマワールド」、雨天なら「四国水族館」に決めて、混雑を避けて金曜日から月曜日に変更しました。

 先ほど、小学部が香川県の「NEWレオマワールド」に向けて出発しました。
 今日は、あいにくの曇り空で、出発前には通り雨の洗礼を受けましたが、子どもたちが乗り込む前には雨も上がり、笑顔で出発することができました。
北西の空は明るく、爽やかな秋空になることを祈っています。
 みんな、思いっきり楽しんできてね(*^o^*)




創立記念日

 今日は、本校の創立記念日です。

 今から63年前の昭和32年10月1日に、当時の鴨島町立飯尾敷地小学校と鴨島第一中学校の分教室(結核学級)が国立徳島療養所(現在の独立行政法人国立病院機構 徳島病院)の中に設置されました。
 そして、昭和40年には「進行性筋萎縮症(進行性筋ジストロフィー)児学級」が設置され、昭和49年には、病院に隣接する場所に「徳島県立鴨島養護学校」が設立され、小学部と中学部が開設されました。翌年の昭和50年には高等部が開設されて今の校舎の原型が完成しました。
   従って、学校は昭和49年に開設されたので、今年は創立47年めとなります。

 開設当初は、小学部21名、中学部18名の計39名でスタートしました。翌年には高等部が加わり、62名に増えています。当時は、全員が「進行性筋萎縮症」等の筋疾患で国立徳島療養所に入院しており、県内出身者は14名で、他の児童生徒は四国3県や和歌山、大阪、兵庫県といった関西方面からも親元離れて来ていました。

 そして時は流れ、障害児教育から特別支援教育へと転換するのに合わせて、平成19年度からは「病弱児」に加えて「肢体不自由児」も受け入れるようになりました。しかしながら、児童生徒数は年々減少し、近年では全校児童生徒数が20数名となっています。

 ここで、本校の校訓である「強く 明るく 豊かに」について、昭和49年度の学校要覧に詳しく記載されていましたので、転記します。
 「強 く」:病気、障がいより生ずる苦悩を克服するための強い心を育成する。
 「明るく」:自主的な意欲を高め、楽しく、明るい人間を育成する。
 「豊かに」:知識を深め、情操を体得し、豊かな人格を形成する。

 これが、設立当初の校訓の目的でした。
 今の時代、「苦悩を克服」という表現はあまり使われないかと思いますが、当時の児童生徒の想いを詩にまとめた「ひやまじ」という詩集を読みますと、初代校長先生の想いを込めた校訓の意味がよく分かります。
 編集後記には、「・・・難病と闘いつつ真剣に人生を生き抜いている児童生徒のつぶやきや叫び声に耳を傾けて・・・」とありました。
 「ひやまじ」には、分教室や学校が開設されるまでは、病気への不安と闘いながら一日中ベッドの上で過ごしていた彼らの魂の叫び声が綴られていました。昭和52年に発行された「ひやまじ 第1集」を読むと、私は今でも胸が締め付けられます。
 
 創立記念日にあたり、設立当時のことを想像しながら、今の鴨島支援学校に求められていること、我々教職員にできること等を自問自答しています。

 「ひやまじ」は、昭和52年から毎年発行され、今年で第43集となります。「ひやまじ」の由来は、病院や学校の南側に連なる山「樋山地」からとったものであり、四季を通じて太陽の恵みを受けている山路の麓にある本校も、いつも「陽のあたる場所でありたい」と祈りつつ命名されました。現在は文集として児童生徒全員の日頃のつぶやきや日記、感想文、写真、作品等が自由な形で掲載されています。

介護等体験

 連休明けの2日間、「介護等体験」として四国大学と文理大学の学生さん10数名が来校しました。
 「介護等体験」とは、平成9年に「介護等体験特例法」が施行されて、小学校及び中学校教諭の普通免許状を取得するためには、特別支援学校で2日間、介護施設等で5日間の「介護等の体験」が義務づけられています。

 新型コロナウイルス感染症に罹るリスクの高い高齢者への感染予防から、実習生の受け入れを取り止める介護施設があると聞きましたが、本県の未来の教員を育成するためにも、可能な範囲で協力することは大切との想いで受け入れました。

 もちろん、本校の児童生徒への感染予防を最優先した上での受け入れとなりますから、例年は「授業体験」として子どもたちと触れ合ってもらうところを、今回は「授業見学」として、ソーシャルディスタンスを守ってもらいました。

 実際に「体験」することができず物足りなく感じたことと思いますが、学生の皆さんはとても礼儀正しく、真摯に参加されていました。
 感想文からも、それぞれに気づきがあり、特別な支援が必要とされる子どもたちへの「適切な支援」の仕方を本校の教員から学んでくれたことが伝わり、嬉しく思いました。
 数年後、本県の小中学校で教員として活躍されることを期待しています。
 

病棟生へのお便り

 学校は5月末から再開していますが、隣接する徳島病院に入院している本校の児童生徒には、感染症予防のためまだ逢えていません。

 当然ながら授業もできないのですが、病院のご厚意で7月からCDやDVDで、担任たちからのメッセージを伝えることができるようになりました。

 担任を中心に、学部の教職員や時には管理職も一芸を披露しています(^0^;) 
 子どもたちが喜びそうな歌や読み聞かせ・演奏の他に、ダンスや物真似まで、授業に代わる教材とまではいかないかもしれませんが、なかなか見応えのある内容です☆(^0^)☆

 定期的にお渡しするようにしていますので、枚数を重ねる毎にクオリティの高いものになっていくと思います。(プレッシャーをかけているわけではありませんが^.^;)

 でも本当は、やっぱり直接病棟に行って、顔を見てお話したいなぁ。。。

お話の会

 毎年、読書の秋に、吉野川市読み聞かせボランティアグループ「かぶとむし」の皆さんによる「お話の会」を開催しています。

 今年は新型コロナの影響で、1学期は多くの行事が中止となりましたが、「WITHコロナ時代」における新たな日常のもと、3密や感染症予防に気をつけて開催することにしました。

 3校時にふれあいホールで、参加自由・出入り自由として十分な換気のもと行いました。「かぶとむし」の皆さんは、毎年来てくださるので、子どもたちのことをよく理解して、子どもたちの反応を見ながら進めてくださいます。
 わらべ歌、大型絵本、紙芝居、絵本と歌、エプロンシアターと、様々な方法で読み聞かせをしていただき、子どもも大人も楽しい絵本の世界に引き込まれていきました。
 「かぶとむし」の皆さん、ありがとうございました。また、お願いします(o_ _)o




シャボン玉

 小学部から、またまた歓声が聞こえてきました。
 ベランダから覗いてみると、今日は大きなシャボン玉に挑戦していました(^_^)

 手作りの輪っかとシャボン液で、見事なシャボンのトンネルができていました。写真では見えにくい
かもしれませんが。。。(;ω;)

 
 そこへ、小学部のマドンナが日傘で登場♡
 みんなの期待に応えて、走りながらさらにビッグなシャボン玉を作ってくれました(*^o^*)

  

2学期が始まりました

 いつもより短い夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。
 始業式では、7月31日の終業式に校長からお願いしていた2つのことを再確認しました。
 1つ。 規則正しい生活を送る
 2つ。 楽しい思い出をつくる
 ・・・とは言ったものの、阿波踊りや花火大会等の中止に加えて、7月末から県内で新型コロナウイルス感染者が一気に急増したこともあり、外出する機会がぐっと減ったと思われるこの夏休み。楽しい思い出をつくることは簡単ではなかったと思います。
 そこで、今年の24時間TV「愛は地球を救う」のテーマとなった「動く」に関するエピソードの中で、瀬戸内寂聴さんが言った、「動く」ことは「生きる」ことについて、自分の体験談を交えてお話しました。逆に言えば「生きる」ことは「動く」ことであるが、「動きすぎた」ために逆効果となってしまうこともあるため、一人一人が自分の「動き方」を考えてみましょうと。

 始業式のあとは学部集会をして、学級(クラス)ごとの活動を行いました。
 明日からは平常授業です。まだまだ猛暑日が予想されるようなので、体調優先で身体を慣らしていきましょう。2学期の皆さんの活躍を期待しています。

  学部集会は、通学生と訪問生の1対1になりましたが、
お互いに相手の声や姿に集中することができました(小学部)

 

 学部集会後、早速各学部を回ってペットボトルの
回収をしています。(中学部)


 共同制作作品(花火)の仕上げをしています。
写真の裏の両面テープをはがしています(高等部)

 今年の夏に直接見ることができなかった「花火」を、中学部と
高等部の間の廊下に掲示しました。
 その後、自宅からリモートで参加したクラスメートと一緒に
3人で記念撮影しました。(高等部)

就業体験その2

 今年度の高等部3年生は4名です。そのうち県内にいる3名が6月末から順次就業体験を行っています。

 今回は、吉野町にある「れもん吉野」さんで、男子1名が8月4日~5日の2日間受け入れていただきました。昨年度にも同じ場所で就業体験を行った経験があるため、事前に見通しを持つことができ、施設のスケジュールに合わせて落ち着いて活動ができていました。
 本校の卒業生や、他の支援学校の卒業生もたくさん利用している施設なので、若い利用者さんも多く、それぞれの能力や特性に合わせた作業を行っていました。実習生は、「造花のちぎり」をさせていただきましたが、学校でも作業の時間に取り組んでいるので、慣れた手つきで学校よりも長時間集中して行うことができました。また、指導員さんへの報告も自主的にできていました。指導員さんからも、「昨年と比べると成長していますね。」と褒めていただきました。

 学校のように、常時担任が側についていなくても、言葉による指示や周囲を見て自発的に活動できる力を身につけていけたらいいですね。お疲れ様でした(o_ _)o

校内ボッチャ大会開催される!

 7月29日(水)。今日は、運動会に代わる「校内ボッチャ大会」が、3校時から6校時にかけて行われました。
 事前に組み合わせ抽選会と競技説明をしていたため、校内放送による生徒会長のあいさつの後、すぐに小学部ホール、高等部ホール、ふれあいホールの3会場に分かれて予選リーグを始めました。

 我々「どんまいナイン」は、強敵「小3組軍団」のいるAリーグでした。もう1チームの「カモッコ三人組」は、県外に帰省している生徒もオンラインと「ランプス」を駆使して参加することができました。熱戦を繰り広げた結果、僅差で「どんまいナイン」がリーグ優勝してしまいました。。。年の功?

 そして、午後からの決勝リーグも、予選リーグでの順位別に分かれて、3会場で行いました。1位リーグは、他の2チームが病棟や訪問等の学級(HR)で児童生徒が直接参加できなかったため、大人ばかりのシニア対決となってしまいました(;゜ロ゜)
こうなるともう真剣勝負です。日頃の成果(あるいはまぐれ?)を発揮して、ファインプレーが続出し、大いに盛り上がりました。
 また、2位リーグや3位リーグでも、ルールに則り協力してプレーする姿や学部間を超えた交流等、普段の授業では見られない光景が目に映りました。狭い会場で待ち時間に苦慮することもあったようですが、それも社会性を身につける上で大切な経験だと思います。

 予定より早く終わり、ふれあいホールで三密に気をつけながら閉会式を行いました。ここでも司会進行や成績発表・表彰式を児童生徒会が運営しました。リーグ毎に1位から3位まで表彰しましたが、我が「どんまいナイン」は1位リーグで3位でした。生徒会長から、子どもに交じって教職員が表彰されるという機会は初めてだと思いますが、見ていて新鮮でした(*^o^*)

 「ボッチャ」は、ヨーロッパで生まれたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっています。大人と子ども、男女の区別なく、誰もが楽しめ競えるスポーツです。今回のような大会をこれで終わらせず、本校のレガシー(受け継ぐべき遺産)として、今後も機会を見つけて続けていってもらいたいと思います。

 児童生徒会の皆さん、本当にお世話になりました。
 また、次回を楽しみにしています♡
    

    

   

全児童生徒教職員による校内ボッチャ大会開催予定

 今年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、1学期のほとんどの学校行事が中止となりました。6月に予定していた「運動会」や「かもめスイミングでのプール」も中止となり、残念だなぁと思っていたら、特別活動課が「校内ボッチャ大会」を計画してくれました!
 実は本校、昨年度から「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」におけるオリンピック・パラリンピック教育推進校の指定を受けているのです。ご存じのように、本来なら「東京オリンピック・パラリンピック」が今年の夏に日本で開催されるはずでした。そして、パラリンピックの正式種目である「ボッチャ競技」も少しずつ知名度を上げてきていました。本校でも数年前から、高等部の体育の授業で少しずつ取り入れてきましたが、推進校の指定を受けたこともあり、昨年度からは全学部で取り組むようになりました。
 そんなこともあって、この度、全児童生徒・教職員によるボッチャ大会が、運動会の代替大会として開催されることになったのです。

 7月29日の3時間目~6時間目に、学級やHRを中心とした9チームによる、予選リーグと決勝リーグを行います。ちなみに管理職と事務室からも1チーム出場します。
 この競技は、「ランプス」という補助具を使用すれば、障がいの有無に関係なく誰でも参加できます。たぶん、我々より普段授業で経験している子どもたちの方が上手いと思います。ということで、先日昼休みを使って、管理職・事務室チームが小学部の児童にルールなどを教えてもらいながら練習をしました。1チーム3人で、作戦を立てながら交互に投球するのですが、初心者の私は思ったところに転がらず、悪戦苦闘しました(;゜ロ゜)
 その後も、中・高等部の体育の授業を見学に行って、みんなの腕前を観察しています。「ランプス」に自分の力でボールを置いて転がすと、方向性はバッチリです。思わず「うまい!」と何度も叫んでしまいました。
 ところで、我々のチーム名が決まりました。「どんまいナイン」です。チームは9名いますが、勝負にこだわらず、ミスをしてもお互いに「どんまい!」と笑顔で声を掛け合って楽しく参加するつもりです。。。
 と言いつつ、心の中では「やられたらやり返す、倍返しだ!」のドラマのセリフをつぶやきながら、密かに優勝を狙っています(^_^)
  

  

感動の花束♡

 7月のとある朝。玄関の事務室前に小学部の男子児童が来ていました。彼は毎朝、2階の玄関の新聞受けから新聞を取って、1階の談話ホールの新聞コーナーに置いてくれています。なので、今日もそのために来ているのだと思い、「おはよう!」と声をかけてトイレに向かっていたところ、背後から「校長せんせ~い」という声が。。。
 振り向くと、先ほどの男子児童が「これ。」と言って、手作りの可愛い花束を差し出したのでした!「わあ~♡ ありがとう!!」と言って受け取りました。実は、教頭先生がもらっていたのを知って、うらやましく思っていたのでした。
 よく見ると、薄色の2色の紙を花びらに見立てて折った花が2輪、その中央には真珠が輝いていました。レースと、赤と銀色の包み紙で包装し、ピンクのリボンとメッセージカードまで付いていました♡♡嬉しくて、嬉しくて、校長室に入ってすぐの机の上に飾っています。
 
 後から聞くと、産前休暇に入る担任の先生のために、兄弟がサプライズで自宅で作ろうと計画して、一緒に他の先生にも作ったということでした。途中、何度も失敗して、握ったまま寝てしまったこともあったとか。。。
 その話を聞くと、余計に感動しました。可愛い男子から花束をもらうなんて。いくつになってもお花をもらうと、とっても嬉しいものです(*^o^*)

小学部で大騒ぎ~その2~

 今年の梅雨は、梅雨らしいというか、7月に入ったあたりからずーっと雨続き。そろそろ晴れ間が見たいなーと思っていたら、今日は朝から薄曇り空で太陽の光が少し差してきました。
 2階の廊下からふと小学部の庭を見ると、大きなプールが準備されていました。太陽の熱で水が温まるには時間がかかりそうで、プールにはちょっと寒くないかなぁ。。と思っていたら、またまた下から賑やかな声が!
 
 ベランダに出てみると、プールの水を使ってウォーターガンで水鉄砲遊びの真っ最中でした。上下にラッシュガードをしっかり着込み、寒さ対策もバッチリです。中学部との渡り廊下の屋根の上に置いたペットボトルや庭に並べたペットボトルに向かって一斉放水。
 梅雨の憂さを晴らすような、楽しそうな笑い声や笑顔は、見ている者まで自然と笑顔にしてくれますね(*^o^*)
 


中学部・高等部の地域交流活動(遠隔交流その1)

 本校の中学部と高等部では、今年度より総合的な探求(学習)の時間を使って、地域交流活動に取り組んでいます。地域(吉野川市)の交流拠点となる施設等に、生徒が授業で制作した作品(廃材等を利用したエシカルな作品)を置いてもらい直接配布することで、地域の方々と情報交換を行ったり交流をしたりする機会が増えて、それが、卒業後の社会生活に必要な社会性やコミュニケーション能力の向上に繋がっていけばいいなと考えています。
 同時に、学校へ登校できない生徒とも、遠隔授業システム(テレビ会議システム)を利用して、学校・家庭・病棟・地域をオンラインで同時中継することにより、双方向性で情報共有するということにチャレンジしていきます。

 そこで、まず最初に、吉野川市の要である市役所に作品を置いてもらえないか、生徒会役員の2人が直接交渉に行くことになりました。
 6月23日(火)の午前中に、吉野川市役所と学校、香川県に帰省している生徒の自宅の3カ所をオンライン中継し,遠隔交流を行いました。市役所にお伺いした2人は、3階の市長室に通されて、原井市長さんに直接お会いすることができました。待っている間は、とても緊張していましたが、市長さんが気さくに話しかけてくださったおかげで、自己紹介をした後、趣旨を説明したり作品の設置を依頼したりすることができました。また、持参した2種類の作品を見せて説明したり、学校で制作している様子をリアルタイムで見ていただいたりもしました。
 原井市長さんからは、作品設置を快諾していただくとともに、励ましのお言葉もかけてくださいました。

 2人にとっては、大変緊張したものの、直接依頼することができて、大変良い経験になりました。今後は、7月下旬頃から市役所1階の南玄関を入って右壁際の配布場所に作品を置かせていただきますので、もし見かけた方がいましたら、お手に取ってみてください。そして、可能ならアンケートにご協力いただけましたら、今後の参考になると思いますので、どうかよろしくお願いします(o_ _)o

小学部で大騒ぎ?

   梅雨の晴れ間のある日、2階の校長室で仕事をしていたら、下で大きな叫び声が聞こえてきたため、慌ててベランダへ!!
 
 すると、1階の小学部の中庭で児童と教員が大騒ぎ。何事かと見ていたら、どうやら花壇に花苗を植えようとしていた時に大きめのカエルが出没したようで、教員が風呂桶に確保して一件落着。
 そのまま上から眺めていたら、車いすチームは手作り補助具を使って、輪っかを引っ張れば台の上に置いたポット苗がストンと花壇に掘った穴に落ちるという、素晴らしい瞬間に遭遇できました。


    また、兄弟チームは理科の授業で習ったとおりに、ポット苗から丁寧に苗を取り出した後、からまった根を解きほぐして、花壇全体の配置を考えながら手分けして植えていて、その慣れた手つきに感心しました。
 最後は水やりをして任務終了。






これから、毎日水やりや手入れをしていけば、素敵な花壇になることでしょう。
 小・中・高と、それぞれに野菜と花が混在する花壇ですが、野菜の収穫もしつつ、季節の花も楽しめる一石二鳥の花壇になりそうです(*^o^*)

学校魅力化プロジェクト~番外編~

 5月1日に学校魅力化プロジェクトの校内選考をして、中・高等部からの「魅力あるHPと学校応援イメージソング等で学校を活性化!」が選ばれたことをお伝えしていましたが、講評の中で、学校全体としての取組でなくても、各学部や学級(HR)、授業等で実行可能なことはどんどん進めてくださいと言いました。
 実は提案者の私も2案(①学校花回廊作戦、②学校応援し隊)応募しており、残念ながら事務室・管理職間の1次選考で落選しました(;ω;)が、他の企画同様、密かに進めています。

 学校としての取組の方は、プロジェクトチームによると、6月中には学校のテーマソングが完成する予定だそうです。完成した暁には、どこかで発表する機会を設けようと思っています。(本当なら、「かもたん」と「かも先生」の着ぐるみを6月13日の運動会で披露する予定でした。。。)

 私が企画したうちの一つ「学校花回廊作戦」は、簡単に言うと学校全体に四季折々の花や花木を植えて、花々で季節を感じられるようにすることです。他の学校でも花一杯運動等で取り組まれていると思いますが、自然に囲まれた本校なので木々は周囲にたくさんあります。そこに様々な色が加わると、一層映えて情操教育の一環として、または来校者へのおもてなしとして、そして教職員の心のやすらぎになるかなと思いました。

 今日は、お天気も良かったので、校内の花々を撮影しました。苗を植え替えたばかりで分かりにくいかもしれませんが、これから来校される方々の目を楽しませてくれるかなと期待しています(*^o^*) 
   
 学校の門扉を開けると下に向かって急な階段があり、正面玄関に続いています(児童生徒はスロープを利用)。その階段の両端にプランターを置いています。先日、吉野川高校から購入した花苗を植え替えました。
               
 

 玄関入ってすぐに事務室があります。受付の横の花瓶には、季節の花を突っ込み流で飾っています(^-^; 

    

 小学部の花壇やプランターには、子どもたちと一緒に種から植えたパンジーの花が色とりどりに咲き誇っています。見頃も終えて、あともう少し楽しめるかな。。。
 
 
    中学部の外庭には、野菜の苗と花苗が混在しています。
 手入れがいいのか、いつもこんもりと花畑になっています。今年はスイカの苗も育っています。
 はてさて、誰が食べられるのかな~?

   

 高等部の花壇にも、ひそやかに花苗が植えられていました。
 隣の花壇では、きゅうりがスクスクと育ち、支柱を超えたツルが横に成長しています。一番なりが収穫できるのもあと少し。

   

 最後は、ふれあいホールの南側の花壇です。何年も放置されていて花より草に覆われていました。そこへ、校長の自宅でコツコツと挿し木で増やした数十本の紫陽花の苗を、技師さんがきれいに植えてくれました。なので、経費は0円です。一年目から、小さな花をつけてくれています。

夏季休業期間の短縮

 4月から本校は25日間の臨時休校となりました。その間,保護者の皆様には,お子様の健康観察や家庭学習の支援,あるいは昼食の準備等にいたるまで,多大なるご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 6月からやっと通常の授業が始まりましたが,25日間の授業ができていないことから,「学びの保障」として夏季休業期間を13日短縮して平常授業を行います。また,6月より昼休みの時間を利用して「学校における新しい生活様式」の学習や補充授業を行うことで,授業日数を確保したいと考えています。

 ただ,病棟生の子どもたちは3月から面会禁止となり,新学期になっても病棟へは入れず,新着任のあいさつすらできていません。6月からやっと保護者の方のみ1週間に1度30分間の面会ができるようになったと聞きました。

 早く会いたいと切に願っています<(_ _)>

本格的な学校再開

 今日から終日授業となり,給食も再開しました(*^o^*)

 しかしながら,3月から約3か月も臨時休校が続きましたから,元のペースに戻るのには時間がかかると思います。
 子どもたちは,学校再開を心待ちにしてくれていたようで,毎朝元気な笑顔を見せてくれますが,帰る時には少し疲れた表情も。。。

 無理をせず,ゆっくりゆっくり,自分のペースに戻していきましょうね(^_-)-☆

学校再開

 5月25日(月)から学校が再開され,1週間がたちました。
 午前中だけの短縮授業でしたが,毎日子どもたちの元気な姿を見ることができました。2階の校長室まで、朝の会のあいさつや歌声がウグイスの声に混じって聞こえてきて、やっと学校らしくなったなーと嬉しくなりました(*^o^*)

 いよいよ来週からは,本格的に授業が始まります。休み中も個々に応じた宿題や課題に取り組んでくれていましたが,やはり一人より集団で学習する方が効果的な面が多いと思います。このまま,第2波が起こらないように祈りながら,学校でも感染症予防に努めていきます。

鴨島支援学校魅力化プロジェクト2

 本日,午前中にふれあいホールで,各学部から選出された「鴨島支援学校魅力化プロジェクト」の6つの企画についての校内選考会を行いました。
 各自,様々な方法で本校の魅力をアピールするプレゼンテーションを行い,全職員の投票の結果,中・高等部からの提案が見事1位となりました。
 内容は、「魅力あるHPと学校応援イメージソング等で学校を活性化!」です。
 具体的な内容は、「プロジェクトチーム」がこれから話し合って進めていきますが、まずは学校HPを時々チェックしてみてください。
 新しい取組が随時掲載される予定です(^0^)