校長室

地域の清掃活動に職員参加

 5月26日(水)、午前9時からお昼頃まで学校周辺の清掃活動に、地域の学校として参加しました。

 昨年度の1月26日にも、隣接する徳島病院の正門周辺から学校へと続く道路の草刈りに、地域の方から協力依頼がありました。平日だったため、授業のない校長と技師さん、チャレンジ補助員さん2名の計4名が参加しました。

 今年度も平日のため、同様に教頭先生と事務長さん、技師さん、チャレンジ補助員さんの計4名が参加することにしました。

 校長の私も、ごあいさつだけでもと歩いて道を下って行ったところ、行けども行けども皆さんの姿が見当たらず。。。昨年度に作業した場所よりずっと下の、ガードレールの下の方にやっと人影が見えてきました。が、そこは、道路から投げ捨てたゴミの山でした。坂道なので、通勤の時には気づかなかったのですが、ガードレールを乗り越えて一歩足を踏み入れると、辺り一面ゴミが散在していました。

 拾っても拾っても長年に渡り積み重なった空き缶やゴミ袋や電化製品等々が出てくる出てくる。本校の職員は、お揃いの黄緑蛍光色のスタッフジャンバーを着ていたため、足場の悪い場所で作業している様子が上からでもよく見えました。

 私も30分ほど参加しましたが、用事があったため先に帰ってきました。が、作業はなかなか終わらない様子で、結局正午頃、5月とはいえ熱中症が心配されるような蒸し暑い中、皆さん歩いて帰ってきました(>_<)

 お手伝いいただいた教職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。地域の方々もご苦労様でした。

 本来ならば、行政が行うような作業でしたが、地域の方々の「自分たちの手で地域を良くしよう」という熱い思いが伝わってきて、私たちがこの場所で勤務しているのも何かの縁と考えて協力させていただきました。

 綺麗になった場所を見て、大型ゴミの捨て場としたり、通りがかりの車からポイ捨てをしたりする人がいなくなるよう、切にお祈りしました。

 

 

 

 

授業参観中止

 昨年度は、コロナ禍のため、年度当初より学校が臨時休校になり、学校が再開された後も教育活動に様々な制限がかかり、多くの学校行事が中止や規模を縮小しての開催となりました。

 そのような状況でも、子どもたちは感染症対策をしつつ、日々の授業や自分の目標に向かって頑張ってくれました。遠隔授業や遠隔交流といった、新しいことにもチャレンジして、一人一人が「できる」ことを増やしてきました。

 今年度こそは、昨年度できなかったことができる、と期待していましたが、昨年度末から全国的に感染者が急増しており、徳島県でも4月に入ってからの感染者数が連日数十名となり、先日とうとう100名を超えてしまいました。今までにない感染力で、学齢期の子どもの感染者も急激に増えています。

 そして、20日には「とくしまアラート」が引き上げられて、以前よりさらに感染拡大防止について強化する必要がでてきました。本校は、児童生徒数も少なく、三密になる状況もほとんどないのですが、万一のことを考えて、急ですが4月25日に予定していた授業参観を中止、PTA総会を書面開催とさせていただきました。

 授業参観を楽しみにされていた保護者の皆様には、大変申し訳ございませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。また、PTA総会に関しましては、25日にPTA役員会を短時間で開催いたしましたので、役員会でご承認いただいた議事について、後日書面にてご審議いただきますようお願いいたします。

令和3年度 着任式・始業式

 4月8日(木)、午前9時30分から着任式があり、今年度新たに赴任された19名の先生方(うち10名は再任)のご紹介をしました。代表として掛田教頭先生からごあいさつを頂きました。新しい先生方の顔や名前を早く覚えて、一緒に楽しく充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。

 続いて、1学期の始業式を行いました。児童生徒の皆さんに、お話した内容を掲載します。

 

「今日から新学期です。学年が一つ上がりましたね。今朝は、期待と不安な気持ちで登校してきた人がいるかもしれませんが、心配はいりません。先生たちも同じです。

 今年一年の目標を決めてきた人はいますか。手を挙げなくても、校長先生に向かって目で合図してください。はい、分かりました、半分の人は決まっていますが、後の半分の人はまだのようですね。今日、この後、学部長や新しい担任の先生からのお話を聞いたら、きっと頭の中に浮かんでくると思います。

 ところで、校長先生の今年の目標は何か知っていますか。ヒントは、昨年度の3学期の始業式で、新年の誓いとして書き初めしたものをみんなの前で発表しました。覚えていますか。忘れた人は校長室に見に来てください。毎日見えるように壁に貼っていますから。校長先生は、今年の12月までに目標を達成しようと、今少しずつ努力をしています。みなさんも、今現在取り組んでいることがあればそれを続けていき、なければ何か新しいことに挑戦してみてください。

 話は変わりますが、私は花が大好きです。この花は何の花か分かりますか。ツツジやサツキといった花にとてもよく似ていますが、実は『シャクナゲ』という花の花弁です。一つ一つの花弁も小さな花に見えて可愛いけれど、いくつもの花弁が集まると豪華な感じがしますね。もう、散ってしまいましたが、桜の花も同じですね。

 実は、学校も一緒で、みなさん一人一人も毎日勉強やスポーツなどに頑張っていますが、学級やクラス、あるいは学部や学校全体で力を合わせると、一人ではできない凄いことができます。

 新型コロナウイルスの影響で、今年も行事を工夫して行うことになると思いますが、自分でできることを増やすとともに、仲間と協力するということを、学校全体の目標にしたいと思っています。

 それでは、今年一年、コロナに負けず頑張りましょう。

 これで、校長先生からのお話を終わります。」

令和3年度がスタートしました(*^o^*)

 校長2年目となりました,森本です。今年度も,昨年度同様によろしくお願いいたします。

 さて,4月1日は春の陽気の中,満開の桜を車中から鑑賞しながら新たな気持ちで職場に向かった先生方も多いと思います。 

 昨年度から全世界を圧巻している新型コロナウイルス感染症については,残念ながら収束するどころか,全国的に第4波が来たと言われるほど感染者が急増しており,緊急事態宣言は解除されましたが,新たに大阪府等に「まん延防止等重点措置」(まん防)が,本日から5月5日までの1か月間,適用される事態となっています。

 本県においても連日感染者が出ており,まだまだ油断のできない状況です。従って,新学期が始まっても感染症対策は継続していきます。

 つきましては,保護者の皆様におかれましては,昨年度と同様,ご家庭でも感染症対策とともにお子様の体調管理をよろしくお願いします。 

 

 4月8日(木)には,新規赴任者の着任式,1学期の始業式,入学式を行いますが,3密を避けるために,在校生は各学部のホールから,自宅訪問生は自宅から,県外のPTA会長様も自宅からリモート参加となります。

 また,高等部へ入学する病棟訪問生は,徳島病院様のご協力で,病棟のベッドの上からリモート参加して保護者様と一緒に入学式に参加できることになりました。

 本当にありがとうございます♡

 新学期,コロナに負けず,新しいことにどんどんチャレンジしていきましょう!

 

 

令和2年度卒業式

 本日、春の陽気が感じられる暖かな日差しの中、徳島県立鴨島支援学校 第47回卒業証書授与式が挙行されました。
 
 小学部3名、中学部1名の計4名は、それぞれの学部を卒業して、4月からは次の学部に入学する予定です。高等部は4名が本校を卒業しました。進路先は一人一人異なりますが、本校で学んだ事を力にして、新しい場所でも頑張って欲しいと思います。

 保護者の皆様には、お忙しい中ご出席いただき、本当にありがとうございました。
 教職員一同、心を込めて卒業生を送り出すことができました。

 ここに、校長の式辞を掲載します。
 校長となり初めての式辞ですが、卒業生一人一人の顔を思い出しながら考えました。

 

                                                     式      辞
  厳しい冬の寒さに耐えながらも、校舎へと続く木々の枝先には、桜の蕾がほころび始めています。三寒四温の言葉どおり、時折吹く暖かい風に、春の訪れを感じる季節となりました。
 
   今日のこの佳き日に、徳島病院 西野院長様、宮崎小児科医長様のご臨席を賜り、また保護者やご家族の皆様方のご出席をいただき、徳島県立鴨島支援学校 第四十七回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員・在校生にとりましてもこの上ない喜びであり、厚くお礼を申し上げます。
 
    ただいま、小学部三名、中学部一名、高等部四名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 先ほど、授与いたしました卒業証書は、皆さんがこれまで日々努力してきた結果であり、成長の証でもあります。
   
 「卒業」という言葉には、大きな喜びとともに少しの寂しさを感じます。皆さんが本校で過ごした期間に長短はありますが、それぞれの学部でたくさんの学びを経験した皆さんは、入学した頃とは比べものにならないほど、心も体も成長しています。それぞれの学部で最高学年として、毎日の学習以外にも生徒会活動や学校行事に、一生懸命取り組んだ成果は、確実に皆さんの力となって、次のステージでの活躍に繋がっていくことでしょう。
 
 今年度は、四月七日に休校の延長が決まり、五月末に学校が再会した後も、コロナ禍の中で様々な行事が中止になったり、規模を縮小したりして実施することになりました。皆さんの活躍の場が奪われたことは、本当に残念でした。しかしながら、皆さんは手洗いや消毒などの感染症対策をしながらも、自分たちの目標に向かって一歩一歩確実に歩んできました。
  そして、高等部では希望する進路を実現するために、一年生の時から施設見学や就業体験に取り組んできました。知らない場所で知らない人と一緒に過ごしたり 仕事をしたりすることは、本当に緊張します。でも、最後まで自分を信じ、周りの方々の助言を素直に受け入れ、粘り強く努力することで、進路を決定することができました。
 皆さんの、何事にも全力で取り組む姿は、私たち教職員にとりましても、誇りであり、エネルギーの源でした。私は、皆さんと出会ったことに感謝しています。皆さんと出会い、ともに学び、皆さんの大事な成長を側で見届けることができて、本当に幸せでした。
 
   保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今日まで、大切に育ててこられた日々を思い起こされ、万感胸にせまるものがあることと想います。
  卒業生一人一人も、保護者の皆様の深い愛情と支援があってこそ、 今日の日を迎えられたと、感謝の気持ちで一杯だと思います。入学以来、本校教育に対しまして深いご理解と温かいご協力を賜り、本当にありがとうございました。今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 
   最後になりましたが、卒業生の皆さん。小・中学部では、各学部の最高学年として、高等部では本校の最終学年として、在校生のお手本となり、リーダーシップを発揮してくれました。その姿は、在校生や私たち教職員の心の中に、ずっとずっと輝いています。
  本校の卒業生であることに誇りをもって、これから始まる新しい生活でも、本校の校訓である 「強く 明るく 豊かに」 を思い出して、たくさんの人と出会い、泣き笑い、豊かな人生を送って欲しいと思います。

 『 ここにいるから出会えた仲間   ほほえみが 幸せを 連れてくる 
    一人一人が輝いて 自分の花を咲かせよう  共に歩み 共に進もう  未来へ飛びだそう 』
 
   今年度、皆で作った学校のオリジナルテーマソングです。
  皆さんのこれから進む未来が、健やかで幸多きことを心からお祈りして、式辞といたします。
 
      令和三年三月十日
                                                        徳島県立鴨島支援学校  校長 森本 真由美