校長室
介護等体験
連休明けの2日間、「介護等体験」として四国大学と文理大学の学生さん10数名が来校しました。
「介護等体験」とは、平成9年に「介護等体験特例法」が施行されて、小学校及び中学校教諭の普通免許状を取得するためには、特別支援学校で2日間、介護施設等で5日間の「介護等の体験」が義務づけられています。
新型コロナウイルス感染症に罹るリスクの高い高齢者への感染予防から、実習生の受け入れを取り止める介護施設があると聞きましたが、本県の未来の教員を育成するためにも、可能な範囲で協力することは大切との想いで受け入れました。
もちろん、本校の児童生徒への感染予防を最優先した上での受け入れとなりますから、例年は「授業体験」として子どもたちと触れ合ってもらうところを、今回は「授業見学」として、ソーシャルディスタンスを守ってもらいました。
実際に「体験」することができず物足りなく感じたことと思いますが、学生の皆さんはとても礼儀正しく、真摯に参加されていました。
感想文からも、それぞれに気づきがあり、特別な支援が必要とされる子どもたちへの「適切な支援」の仕方を本校の教員から学んでくれたことが伝わり、嬉しく思いました。
数年後、本県の小中学校で教員として活躍されることを期待しています。
病棟生へのお便り
学校は5月末から再開していますが、隣接する徳島病院に入院している本校の児童生徒には、感染症予防のためまだ逢えていません。
当然ながら授業もできないのですが、病院のご厚意で7月からCDやDVDで、担任たちからのメッセージを伝えることができるようになりました。
担任を中心に、学部の教職員や時には管理職も一芸を披露しています(^0^;)
子どもたちが喜びそうな歌や読み聞かせ・演奏の他に、ダンスや物真似まで、授業に代わる教材とまではいかないかもしれませんが、なかなか見応えのある内容です☆(^0^)☆
定期的にお渡しするようにしていますので、枚数を重ねる毎にクオリティの高いものになっていくと思います。(プレッシャーをかけているわけではありませんが^.^;)
でも本当は、やっぱり直接病棟に行って、顔を見てお話したいなぁ。。。
お話の会
毎年、読書の秋に、吉野川市読み聞かせボランティアグループ「かぶとむし」の皆さんによる「お話の会」を開催しています。
今年は新型コロナの影響で、1学期は多くの行事が中止となりましたが、「WITHコロナ時代」における新たな日常のもと、3密や感染症予防に気をつけて開催することにしました。
3校時にふれあいホールで、参加自由・出入り自由として十分な換気のもと行いました。「かぶとむし」の皆さんは、毎年来てくださるので、子どもたちのことをよく理解して、子どもたちの反応を見ながら進めてくださいます。
わらべ歌、大型絵本、紙芝居、絵本と歌、エプロンシアターと、様々な方法で読み聞かせをしていただき、子どもも大人も楽しい絵本の世界に引き込まれていきました。
「かぶとむし」の皆さん、ありがとうございました。また、お願いします(o_ _)o
シャボン玉
小学部から、またまた歓声が聞こえてきました。
ベランダから覗いてみると、今日は大きなシャボン玉に挑戦していました(^_^)
手作りの輪っかとシャボン液で、見事なシャボンのトンネルができていました。写真では見えにくい
かもしれませんが。。。(;ω;)
そこへ、小学部のマドンナが日傘で登場♡
みんなの期待に応えて、走りながらさらにビッグなシャボン玉を作ってくれました(*^o^*)
2学期が始まりました
いつもより短い夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。
始業式では、7月31日の終業式に校長からお願いしていた2つのことを再確認しました。
1つ。 規則正しい生活を送る
2つ。 楽しい思い出をつくる
・・・とは言ったものの、阿波踊りや花火大会等の中止に加えて、7月末から県内で新型コロナウイルス感染者が一気に急増したこともあり、外出する機会がぐっと減ったと思われるこの夏休み。楽しい思い出をつくることは簡単ではなかったと思います。
そこで、今年の24時間TV「愛は地球を救う」のテーマとなった「動く」に関するエピソードの中で、瀬戸内寂聴さんが言った、「動く」ことは「生きる」ことについて、自分の体験談を交えてお話しました。逆に言えば「生きる」ことは「動く」ことであるが、「動きすぎた」ために逆効果となってしまうこともあるため、一人一人が自分の「動き方」を考えてみましょうと。
始業式のあとは学部集会をして、学級(クラス)ごとの活動を行いました。
明日からは平常授業です。まだまだ猛暑日が予想されるようなので、体調優先で身体を慣らしていきましょう。2学期の皆さんの活躍を期待しています。
学部集会は、通学生と訪問生の1対1になりましたが、
お互いに相手の声や姿に集中することができました(小学部)
学部集会後、早速各学部を回ってペットボトルの
回収をしています。(中学部)
共同制作作品(花火)の仕上げをしています。
写真の裏の両面テープをはがしています(高等部)
今年の夏に直接見ることができなかった「花火」を、中学部と
高等部の間の廊下に掲示しました。
その後、自宅からリモートで参加したクラスメートと一緒に
3人で記念撮影しました。(高等部)
就業体験その2
今年度の高等部3年生は4名です。そのうち県内にいる3名が6月末から順次就業体験を行っています。
今回は、吉野町にある「れもん吉野」さんで、男子1名が8月4日~5日の2日間受け入れていただきました。昨年度にも同じ場所で就業体験を行った経験があるため、事前に見通しを持つことができ、施設のスケジュールに合わせて落ち着いて活動ができていました。
本校の卒業生や、他の支援学校の卒業生もたくさん利用している施設なので、若い利用者さんも多く、それぞれの能力や特性に合わせた作業を行っていました。実習生は、「造花のちぎり」をさせていただきましたが、学校でも作業の時間に取り組んでいるので、慣れた手つきで学校よりも長時間集中して行うことができました。また、指導員さんへの報告も自主的にできていました。指導員さんからも、「昨年と比べると成長していますね。」と褒めていただきました。
学校のように、常時担任が側についていなくても、言葉による指示や周囲を見て自発的に活動できる力を身につけていけたらいいですね。お疲れ様でした(o_ _)o
校内ボッチャ大会開催される!
7月29日(水)。今日は、運動会に代わる「校内ボッチャ大会」が、3校時から6校時にかけて行われました。
事前に組み合わせ抽選会と競技説明をしていたため、校内放送による生徒会長のあいさつの後、すぐに小学部ホール、高等部ホール、ふれあいホールの3会場に分かれて予選リーグを始めました。
我々「どんまいナイン」は、強敵「小3組軍団」のいるAリーグでした。もう1チームの「カモッコ三人組」は、県外に帰省している生徒もオンラインと「ランプス」を駆使して参加することができました。熱戦を繰り広げた結果、僅差で「どんまいナイン」がリーグ優勝してしまいました。。。年の功?
そして、午後からの決勝リーグも、予選リーグでの順位別に分かれて、3会場で行いました。1位リーグは、他の2チームが病棟や訪問等の学級(HR)で児童生徒が直接参加できなかったため、大人ばかりのシニア対決となってしまいました(;゜ロ゜)
こうなるともう真剣勝負です。日頃の成果(あるいはまぐれ?)を発揮して、ファインプレーが続出し、大いに盛り上がりました。
また、2位リーグや3位リーグでも、ルールに則り協力してプレーする姿や学部間を超えた交流等、普段の授業では見られない光景が目に映りました。狭い会場で待ち時間に苦慮することもあったようですが、それも社会性を身につける上で大切な経験だと思います。
予定より早く終わり、ふれあいホールで三密に気をつけながら閉会式を行いました。ここでも司会進行や成績発表・表彰式を児童生徒会が運営しました。リーグ毎に1位から3位まで表彰しましたが、我が「どんまいナイン」は1位リーグで3位でした。生徒会長から、子どもに交じって教職員が表彰されるという機会は初めてだと思いますが、見ていて新鮮でした(*^o^*)
「ボッチャ」は、ヨーロッパで生まれたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっています。大人と子ども、男女の区別なく、誰もが楽しめ競えるスポーツです。今回のような大会をこれで終わらせず、本校のレガシー(受け継ぐべき遺産)として、今後も機会を見つけて続けていってもらいたいと思います。
児童生徒会の皆さん、本当にお世話になりました。
また、次回を楽しみにしています♡
全児童生徒教職員による校内ボッチャ大会開催予定
今年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、1学期のほとんどの学校行事が中止となりました。6月に予定していた「運動会」や「かもめスイミングでのプール」も中止となり、残念だなぁと思っていたら、特別活動課が「校内ボッチャ大会」を計画してくれました!
実は本校、昨年度から「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」におけるオリンピック・パラリンピック教育推進校の指定を受けているのです。ご存じのように、本来なら「東京オリンピック・パラリンピック」が今年の夏に日本で開催されるはずでした。そして、パラリンピックの正式種目である「ボッチャ競技」も少しずつ知名度を上げてきていました。本校でも数年前から、高等部の体育の授業で少しずつ取り入れてきましたが、推進校の指定を受けたこともあり、昨年度からは全学部で取り組むようになりました。
そんなこともあって、この度、全児童生徒・教職員によるボッチャ大会が、運動会の代替大会として開催されることになったのです。
7月29日の3時間目~6時間目に、学級やHRを中心とした9チームによる、予選リーグと決勝リーグを行います。ちなみに管理職と事務室からも1チーム出場します。
この競技は、「ランプス」という補助具を使用すれば、障がいの有無に関係なく誰でも参加できます。たぶん、我々より普段授業で経験している子どもたちの方が上手いと思います。ということで、先日昼休みを使って、管理職・事務室チームが小学部の児童にルールなどを教えてもらいながら練習をしました。1チーム3人で、作戦を立てながら交互に投球するのですが、初心者の私は思ったところに転がらず、悪戦苦闘しました(;゜ロ゜)
その後も、中・高等部の体育の授業を見学に行って、みんなの腕前を観察しています。「ランプス」に自分の力でボールを置いて転がすと、方向性はバッチリです。思わず「うまい!」と何度も叫んでしまいました。
ところで、我々のチーム名が決まりました。「どんまいナイン」です。チームは9名いますが、勝負にこだわらず、ミスをしてもお互いに「どんまい!」と笑顔で声を掛け合って楽しく参加するつもりです。。。
と言いつつ、心の中では「やられたらやり返す、倍返しだ!」のドラマのセリフをつぶやきながら、密かに優勝を狙っています(^_^)
感動の花束♡
7月のとある朝。玄関の事務室前に小学部の男子児童が来ていました。彼は毎朝、2階の玄関の新聞受けから新聞を取って、1階の談話ホールの新聞コーナーに置いてくれています。なので、今日もそのために来ているのだと思い、「おはよう!」と声をかけてトイレに向かっていたところ、背後から「校長せんせ~い」という声が。。。
振り向くと、先ほどの男子児童が「これ。」と言って、手作りの可愛い花束を差し出したのでした!「わあ~♡ ありがとう!!」と言って受け取りました。実は、教頭先生がもらっていたのを知って、うらやましく思っていたのでした。
よく見ると、薄色の2色の紙を花びらに見立てて折った花が2輪、その中央には真珠が輝いていました。レースと、赤と銀色の包み紙で包装し、ピンクのリボンとメッセージカードまで付いていました♡♡嬉しくて、嬉しくて、校長室に入ってすぐの机の上に飾っています。
後から聞くと、産前休暇に入る担任の先生のために、兄弟がサプライズで自宅で作ろうと計画して、一緒に他の先生にも作ったということでした。途中、何度も失敗して、握ったまま寝てしまったこともあったとか。。。
その話を聞くと、余計に感動しました。可愛い男子から花束をもらうなんて。いくつになってもお花をもらうと、とっても嬉しいものです(*^o^*)
小学部で大騒ぎ~その2~
今年の梅雨は、梅雨らしいというか、7月に入ったあたりからずーっと雨続き。そろそろ晴れ間が見たいなーと思っていたら、今日は朝から薄曇り空で太陽の光が少し差してきました。
2階の廊下からふと小学部の庭を見ると、大きなプールが準備されていました。太陽の熱で水が温まるには時間がかかりそうで、プールにはちょっと寒くないかなぁ。。と思っていたら、またまた下から賑やかな声が!
ベランダに出てみると、プールの水を使ってウォーターガンで水鉄砲遊びの真っ最中でした。上下にラッシュガードをしっかり着込み、寒さ対策もバッチリです。中学部との渡り廊下の屋根の上に置いたペットボトルや庭に並べたペットボトルに向かって一斉放水。
梅雨の憂さを晴らすような、楽しそうな笑い声や笑顔は、見ている者まで自然と笑顔にしてくれますね(*^o^*)