教職員研修

R6年度鴨島支援学校夏季公開研修会

8月28日(水)本校並びにオンラインで公開研修会が開催されました。

今年度の研修会は「テクノロジー活用の『その先』を考える~学校支援の事例を通じて」と題して、一般社団法人できわかクリエイターズ代表理事であり作業療法士でもある引地晶久先生に昨年度にひき続きオンラインでご講演をしていただきました。

今回は、本校生徒の事例を通じて様々なことを学ぶ内容でした。

テクノロジーを活用するためには、普段使いしやすいような環境づくりが大切であること、テクノロジーの活用がその子の当たり前になるようにしてほしいことを教えていただきました。また、コミュニケーションをとるためにテクノロジーを使う人が多いと思うが、コミュニケーションだけにこだわらず、そこからできることを広げてほしいこと、テクノロジー活用がその子の人生につながるんだということを話してくださいました。

今年度も県内の特別支援学校だけでなく、重症心身障がい児者とかかわる福祉事業所の方にもご参加していただき、学校だけの支援ではなく、就学前から成人まで子どもたちへの支援をつなげていけたらと思いました。

実り多い研修となり、二学期からの実践に向け多くの参加者の気持ちがポジティブになりました。

 

 

教職員研修②

 5月17日(金)理学療法士の海部忍先生をお招きし、「ポジショニングと移乗動作の支援方法について」と題して肢体不自由児や発達障がい児の人体機能の特徴や座位でのポジション、移乗の際の留意点と心得について新たに学び直す機会を得ることができました。

 

 

 実際指導にしたがい自身の体を動かしてみると、ヒトの骨格の機能特徴を捉えることができたように思いました。

 

  

現在の児童生徒一人一人のその体の些細な現状把握を努めることにより、今後の個人個人の課題が鮮明に浮き揚がってくるのでないでしょうか。生徒児童各自の課題目標の達成の為には何より揺らぐことのないエビデンスが大切であるとともに、それは我々の普遍的効果的な指導実践の向上にもつながるものと考えるのであります。

 

 

 

 

職員研修会①

4月26日(金)、作業療法士の江本純造先生による研修会を実施しました。

「手指操作を促す支援」と題して、机上学習を安定したポジショニングで行うための姿勢や支援の方法、また手の操作を高める活動や教材教具の紹介などを具体的に教えていただきました。

フラフープを使い互いに押したりひっぱったりしたり、両手を広げてボールを抱えたりすることで、抗重力筋が強化できること、また座った状態で両手を真上に挙げることで体幹のストレッチになることなど、すぐに活用できる方法についても実技を交えて教えていただきました。

今回学んだことを、さっそく日々の支援につなげていきたいと思います。

     

 

 

 

保護者職員人権教育研修会

10月14日(土) 保護者職員研修会が本校で開かれました。講師として 西本 篤人先生 

をお招きし、演題「歌や人から学ぶ人権」で日頃よく耳にする歌から今まであまり触れ

る機会が無かった歌まで、歌を通して幅広く人権問題を考えるとても有意義な研修とな

りました。

 

     

 

   

   

子供たちが心の中で懸命に歌っているラブソング…、果たして私たちはしっかり耳を傾け

寄り添い、それに応えることが上手にできているだろうか? あらためて自らに問いかけ

なおすよい機会となりました。西本先生、ありがとうございました。

 

職員研修会③

 9月7日、言語聴覚士の青木俊仁先生をお招きして「給食等の指導を安全に行うために」の題目で研修会を開きました。

 摂食・嚥下の基礎知識、食形態に関する考え方、給食時の姿勢(ポジショニング)の基礎、介助の基礎といった内容等でご指導いただきました。実際の映像から、唇の些細な動きより推察される摂食機能を理解することがより効果的な支援につながることがよくわかりました。また、介助者との位置関係やヘッドレストの有効な活用で最適な頸部の位置を確保することが重要であることも新たに認識することができました。

 今回学び得たことは、給食時等の指導に取り入れていきたいと思います。青木先生、また、ご同行くださいました学校医の宇高先生、この度は大変お忙しい中にもかかわらずご指導いただきまして、誠にありがとうございました。

令和5年度夏季公開研修会

8月23日(水)、一般社団法人できわかクリエイターズ代表理事の引地晶久先生による公開研修会をオンラインで実施しました。

演題は『重症心身障がい児者の「できる」をみつけるテクノロジー活用』。

ご講演では、引地先生が関わってこられた方々のたくさんの事例を紹介していただき、様々な支援機器の紹介や活用方法についても教えていただきました。

機器を使うことを前提とするのではなく、まず目の前の子どもたちを「知ること」、そして何が「できる」かを考えて欲しい、そのための手段として支援機器を活用して欲しいという言葉が印象に残りました。まわりが「できない」「無理だろう」と判断せず、誰もが支援者、チームとしてその方の「できる」を考えていくようにしなければならないとのお話をしていただきました。

県内の重症心身障がい児者に関わる教職員や福祉事業所職員の方々等に参加していただき、研修ができたことで、幅広い世代の方々の支援につながっていければと思います。ご講演をしていただいた引地先生、ご参加くださった先生方、本当にありがとうございました。

 

 

職員研修会

 5/29(月)、5/30(火)の両日、職員研修会を実施いたしました。

まず、5/29(月) 作業療法士の 住友祐介 先生より
  

 「手指操作を促す支援方法~手のはたらきと知覚~」の題目でご講義いただきました。手の運動と知覚との関係性、各指関節の機能上の違い、それぞれの指の操作とその役割等についてわかりやすくレクチャーしていただきました。その際、新聞紙や割り箸を使って簡単な作業を体験してみることにより、根本から手指運動を理解することができたように思います。

翌5/30(火)は 理学療法士の 田村英二 先生より 

  

 「身体の仕組みから動きを支援する方法へ~ストレッチ(筋伸張運動)を中心に~」という内容でご講義いただきました。はじめに自身の肩甲骨と骨盤帯の位置を確認した後、実際に簡単なストレッチを施術し合うことでより効果的なストレッチ法を学んでいきました。その際、施術時の事故予防のための留意点についても詳しくご指導していただきました。

 両日ともにとても充実した研修となりました。今回学び得たことは、さっそく子どもたちの学習時や様々な学校生活のなかで取り入れていきたいと思います。両先生、この度は大変お忙しい中にもかかわらずご指導いただきまして、誠にありがとうございました。

 

保護者教職員研修会

 

 2月4日(土)のPTA参観日に,保護者教職員合同の研修会として,

徳島中央広域連合東消防署の救急救命士さん4名に来ていただき,

心肺蘇生法の研修を行いました

もしもの時に備えて,胸骨圧迫の訓練とAEDを体験しました。

緊急の事態が起きた場合,救急隊が到着するまでにどんな初期対応が

できるかが重要だそうです。

 

参加者の皆さんは真剣に研修を受け,熱心な質問も飛び交っていました。

東消防署の救急救命士の皆様,ありがとうございました。

 

摂食・嚥下指導の基礎

 

日時 令和年4年12月1日(木) 15:50~16:50

演題 「摂食・嚥下指導の基礎 ~給食等の指導を安全に行うために~」

講師 宇高耳鼻咽喉科医院 医師 宇高二良 先生

             言語聴覚士 青木俊仁 先生

 

コロナ対策のため,2カ所に分かれて実施しました。

安全な指導のために必要な知識留意点などについて,図や写真で示しながら

わかりやすく教えていただきました。

実際に食べたり飲んだりする演習もさせていただいて,どのような

姿勢や角度がよいか,実感することもできました。

この研修で学んだことを,今後の指導や支援に生かしていきたいです。

防災研修~垂直避難に備えて~

11月2日(金)、地震・土砂災害の避難訓練がありました。

災害の状況によっては、階段を上って避難する垂直避難も考えられます。

車いすの児童をどう階段で避難するのか、

事前に教員間で研修をしました。

車いすは、持っても大丈夫なところと、

持つことで動いたり、外れたりするもろい場所があります。

安全に避難するためにはどこを持てば良いか、

それぞれの車いすを全員で確認しました。

そして、実際に担いで上がってみました。

 

訓練当日、児童は乗っていませんが、車いすの近くにいる教員が

速やかに担いで避難することができました。

実際の災害は、いつやって来るかわかりません。

安全に避難できるよう、普段から大切なことは教員間で

共通理解しておきたいと思います。

夏季公開研修会

日時:8月26日(金)14:00~16:00

講演:『重症心身障がい児者の生涯学習~「生涯学習社会」を目指した訪問カレッジの実践~』

講師:NPO法人地域ケアさぽーと研究所 理事

   女子栄養大学短大・大学院 白梅学園大学 立教大学 非常勤講師 下川和洋氏

 

 8月中旬の新型コロナウイルス感染症患者の増加により,校外の方はオンラインで,校内の者は場所を分けての実施となりました。

   教員や保護者に加え,市町村からは教育委員会や障害福祉課,あるいは福祉事業所など,様々な職種の方々が参加してくださいました。

  講演では,講師の先生が養護学校(現特別支援学校)に勤務していた時に経験した「訪問教育」の実際や,現在取り組んでいる「訪問カレッジ」での利用者さんの様子などを,動画を交えてわかりやすく説明していただきました。

 また,生涯学習社会の実現に向けての国の取り組みについても,法整備の流れとともに教えていただきました。

  質疑応答では,支援学校で訪問生を担当している教員から,卒業後に利用できるサービスに関する質問があり,いくつもの事業所の方から返答をいただいたり,下川先生からも,全国の実情やそれに関する法整備についてのお話を伺ったりすることができました。

 今回の研修で学んだことを,今後の支援に生かしていこうと思います。

 下川先生,ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。

救急処置訓練

 

6月27日(月)放課後、救急処置訓練がありました。

救急隊の方が来て実際に指導してくださいました。

小学部での訓練の様子です。

意識の確認をしています。「大丈夫ですかー?」

胸骨圧迫やAEDの使い方を学びました。

大人と子どもの人形がありましたが、

まっすぐに子どもの人形へ向かう教員の姿をみて、

子どもたちを守りたいという強い思いを感じました。

みんなの命を守るために、学ばなければならないことがたくさんあります。

質問が飛び交い、納得いくまで教えていただきました。

救急隊の皆様、ありがとうございました。

 

第2回職員研修

 

日時 令和4年4月27日(水)15:45~16:45

演題 「不器用なお子さんの支援」

講師 鴨島病院 作業療法士 江本純造 先生

 

今回もコロナ対策のため,2カ所に分かれて実施しました。

発達の過程を踏まえながら,手の機能をたかめるために効果的な活動や

必要な支援を具体的に話してくださいました。

手の動きと姿勢への取組についても,図や写真を用いて

紹介してくださいました。

今回の研修で学んだことを,本校の教育活動に生かしていこうと思います。

また,手作りの補助具をたくさん寄贈していただきました。

児童生徒の日々の活動の折々に,大切に使わせていただきます。

第1回職員研修

 

 日 時: 令和4年4月18日(月)15:50~

 演 題: 「支援が必要な子供達の体について」

 講 師: 鴨島病院 理学療法士 海部 忍 先生

 

 毎年,年度始めのこの時期に,社会人講師の海部先生に来ていただいて

 研修会を行っています。

 コロナ対策のために,「ふれあいホール」と「小学部ホール」の2カ所に

 分かれて実施しました。

 肢体不自由児や発達障害児の体についての説明のあと,体を触るときの

 ポイントやストレッチを行う際の留意点について,実演しながらご指導

 くださいました。

 姿勢を整えるためのストレッチや,自分の体のゆがみを知る方法についての

 演習を行いました。

 小学部ホールでは,小学部の職員が距離をとって研修を受けています。

 今回の研修で学んだことを,自立活動の授業や今後の支援に

 生かしていこうと思います。

ちょっとした工夫で…

 小学部で安全管理について意見を出したり,ワークショップをしたりして

できることから取り組んでいます。

 今回は,廊下の角でぶつかりそうになるという意見があり,ちょっとした

工夫をしてみました。

 

 

 視覚的に右側通行ができるように,廊下にテープを貼ってみました。

簡単なことですが,自然と右側通行になり,曲がり角で驚くことが

大きく減りました。

 

 

 今は安全のためにカーブミラーも設置しています。

これからも危ないと感じることをそのままにせず,

防げる方法を考えていきたいと思います。

地震後の危機管理研修

 

 

 12月3日の朝,突然地震が来ました。

先生方の迅速な対応で全員無事避難ができ,一次避難だけで

通常の学習に戻ることができました。

 小学部では今年度,安全管理についてチェックシートを作ったり,

避難用品があるかなどを,学部内で改善してきました。

地震のあった日の学部会で,早速ベテランの教員による「危機管理」

の研修をしました。

 今,自分たちが考えている以上の想定外のことが起こるという

ことを教えていただき,日頃から意識しておくことの大切さを教えて

もらいました。また,避難時に誰もが対応できるよう,トランシーバー

や避難グッズの確認もしました。

 子どもたちが安心して学校に来れるよう,児童も教員も命を守れるよう

これからも考えていきたいと思います。

★教員同士でミニ研修会をしています8★

進路指導について学びました。

 卒業後に利用する就労支援や生活介護,療養介護などの福祉サービスのことについて学びました。

担任が将来のストーリーを描けていないと,今どう対応していいかがわからない。

いろいろな可能性や方向性を考えて,高等部を卒業した時のビジョンを描けていないと

必要な支援につなげていけない。

 小さい頃から利用することで将来の生活にもつながるとのことで,小学部から進路指導に

取り組むことの大切さを知りました。

 切れ目ない支援で学校から社会に出られるよう,幅広い支援で児童や保護者を支えられるよう,

自分たちも福祉サービスや就労支援についてもっと学ばなければいけないと感じました。

★教員同士でミニ研修会をしています7★

 本日は,プログラミングについて研修しました。

 今年度,本校は中国四国地区のロボットプログラミング選手権(病弱部門)2021大会

の事務局をしています。

 11月18日(木)に,「プロロ」というプログラミングロボットによるロボット相撲を,中国四国地区の参加校と中継してリモートで行います。

 そのプログラミングの基礎やロボットの動かし方などについて教えてもらいました。

 

 

 ロボットが通るとドレミと音が出たり,

 ラインセンサーを使って走る様子を見せてもらいました。

 ロボットは小さくてその動きがとてもかわいらしかったです。

  実際のロボット相撲も見せてもらいました。

 土俵から押し出すと歓声があがりました。

 子どもたちでも簡単にプログラミングでき,学ぶ楽しさを実感し,誰かと対戦する

面白さ,勝負の達成感。。。得られるものがたくさんありそうです。

 また,このロボット相撲は,事前にロボットにプログラミングをしておけば,

全国どこの学校の友だちとも対戦できます。実際の大会もオンラインで実施されます。

 夢中になれるもので人とつながる,この経験が自己実現となり,将来の夢につながればいいなと思います。

★教員同士でミニ研修会をしています6★

 

 視線入力について教えてもらい,実際に体験してみました。

 画面を見つめて焦点が合うと,はじけたり,音が出たり、花火が上がったり。

 私も体験してみました☆ 

 

 見つめると楽しいことが起こるという経験は,子どもたちの見る力を育てたり,

身体が思うように動かないお子さんも,見ることでいろいろなことが操作できたり

します。

 

 ICT機器の活用で,子どもたちの可能性がどこまでも広がっていくように感じた

研修でした。

★教員同士でミニ研修会をしています5★

読み聞かせについての研修をしました。

 読み聞かせは,子どもだけでなく大人にも有効で,

様々な効果があることを学びました。

また,「読んだ後に感想を言わない,聞かない」ということを知り,衝撃でした。

ついついやってしまいがちですが,大切なことだそうです。

絵本の世界のわくわく感や面白さ,言葉のリズムの美しさ…

子どもたちの心や生活を豊かにする読書のことを学びました。

 

 そのあと,ワーキングをしました。

絵本の世界に浸って子どもたちの質問にどう答えるか。夢のある答えから現実的な答えまで,お互いの発想の豊かさにも感心し,楽しい時間となりました。

読み聞かせの奥深さを知る研修会となりました。