教職員研修

保護者職員人権教育研修会

10月14日(土) 保護者職員研修会が本校で開かれました。講師として 西本 篤人先生 

をお招きし、演題「歌や人から学ぶ人権」で日頃よく耳にする歌から今まであまり触れ

る機会が無かった歌まで、歌を通して幅広く人権問題を考えるとても有意義な研修とな

りました。

 

     

 

   

   

子供たちが心の中で懸命に歌っているラブソング…、果たして私たちはしっかり耳を傾け

寄り添い、それに応えることが上手にできているだろうか? あらためて自らに問いかけ

なおすよい機会となりました。西本先生、ありがとうございました。

 

職員研修会③

 9月7日、言語聴覚士の青木俊仁先生をお招きして「給食等の指導を安全に行うために」の題目で研修会を開きました。

 摂食・嚥下の基礎知識、食形態に関する考え方、給食時の姿勢(ポジショニング)の基礎、介助の基礎といった内容等でご指導いただきました。実際の映像から、唇の些細な動きより推察される摂食機能を理解することがより効果的な支援につながることがよくわかりました。また、介助者との位置関係やヘッドレストの有効な活用で最適な頸部の位置を確保することが重要であることも新たに認識することができました。

 今回学び得たことは、給食時等の指導に取り入れていきたいと思います。青木先生、また、ご同行くださいました学校医の宇高先生、この度は大変お忙しい中にもかかわらずご指導いただきまして、誠にありがとうございました。

令和5年度夏季公開研修会

8月23日(水)、一般社団法人できわかクリエイターズ代表理事の引地晶久先生による公開研修会をオンラインで実施しました。

演題は『重症心身障がい児者の「できる」をみつけるテクノロジー活用』。

ご講演では、引地先生が関わってこられた方々のたくさんの事例を紹介していただき、様々な支援機器の紹介や活用方法についても教えていただきました。

機器を使うことを前提とするのではなく、まず目の前の子どもたちを「知ること」、そして何が「できる」かを考えて欲しい、そのための手段として支援機器を活用して欲しいという言葉が印象に残りました。まわりが「できない」「無理だろう」と判断せず、誰もが支援者、チームとしてその方の「できる」を考えていくようにしなければならないとのお話をしていただきました。

県内の重症心身障がい児者に関わる教職員や福祉事業所職員の方々等に参加していただき、研修ができたことで、幅広い世代の方々の支援につながっていければと思います。ご講演をしていただいた引地先生、ご参加くださった先生方、本当にありがとうございました。

 

 

職員研修会

 5/29(月)、5/30(火)の両日、職員研修会を実施いたしました。

まず、5/29(月) 作業療法士の 住友祐介 先生より
  

 「手指操作を促す支援方法~手のはたらきと知覚~」の題目でご講義いただきました。手の運動と知覚との関係性、各指関節の機能上の違い、それぞれの指の操作とその役割等についてわかりやすくレクチャーしていただきました。その際、新聞紙や割り箸を使って簡単な作業を体験してみることにより、根本から手指運動を理解することができたように思います。

翌5/30(火)は 理学療法士の 田村英二 先生より 

  

 「身体の仕組みから動きを支援する方法へ~ストレッチ(筋伸張運動)を中心に~」という内容でご講義いただきました。はじめに自身の肩甲骨と骨盤帯の位置を確認した後、実際に簡単なストレッチを施術し合うことでより効果的なストレッチ法を学んでいきました。その際、施術時の事故予防のための留意点についても詳しくご指導していただきました。

 両日ともにとても充実した研修となりました。今回学び得たことは、さっそく子どもたちの学習時や様々な学校生活のなかで取り入れていきたいと思います。両先生、この度は大変お忙しい中にもかかわらずご指導いただきまして、誠にありがとうございました。

 

保護者教職員研修会

 

 2月4日(土)のPTA参観日に,保護者教職員合同の研修会として,

徳島中央広域連合東消防署の救急救命士さん4名に来ていただき,

心肺蘇生法の研修を行いました

もしもの時に備えて,胸骨圧迫の訓練とAEDを体験しました。

緊急の事態が起きた場合,救急隊が到着するまでにどんな初期対応が

できるかが重要だそうです。

 

参加者の皆さんは真剣に研修を受け,熱心な質問も飛び交っていました。

東消防署の救急救命士の皆様,ありがとうございました。

 

摂食・嚥下指導の基礎

 

日時 令和年4年12月1日(木) 15:50~16:50

演題 「摂食・嚥下指導の基礎 ~給食等の指導を安全に行うために~」

講師 宇高耳鼻咽喉科医院 医師 宇高二良 先生

             言語聴覚士 青木俊仁 先生

 

コロナ対策のため,2カ所に分かれて実施しました。

安全な指導のために必要な知識留意点などについて,図や写真で示しながら

わかりやすく教えていただきました。

実際に食べたり飲んだりする演習もさせていただいて,どのような

姿勢や角度がよいか,実感することもできました。

この研修で学んだことを,今後の指導や支援に生かしていきたいです。

防災研修~垂直避難に備えて~

11月2日(金)、地震・土砂災害の避難訓練がありました。

災害の状況によっては、階段を上って避難する垂直避難も考えられます。

車いすの児童をどう階段で避難するのか、

事前に教員間で研修をしました。

車いすは、持っても大丈夫なところと、

持つことで動いたり、外れたりするもろい場所があります。

安全に避難するためにはどこを持てば良いか、

それぞれの車いすを全員で確認しました。

そして、実際に担いで上がってみました。

 

訓練当日、児童は乗っていませんが、車いすの近くにいる教員が

速やかに担いで避難することができました。

実際の災害は、いつやって来るかわかりません。

安全に避難できるよう、普段から大切なことは教員間で

共通理解しておきたいと思います。

夏季公開研修会

日時:8月26日(金)14:00~16:00

講演:『重症心身障がい児者の生涯学習~「生涯学習社会」を目指した訪問カレッジの実践~』

講師:NPO法人地域ケアさぽーと研究所 理事

   女子栄養大学短大・大学院 白梅学園大学 立教大学 非常勤講師 下川和洋氏

 

 8月中旬の新型コロナウイルス感染症患者の増加により,校外の方はオンラインで,校内の者は場所を分けての実施となりました。

   教員や保護者に加え,市町村からは教育委員会や障害福祉課,あるいは福祉事業所など,様々な職種の方々が参加してくださいました。

  講演では,講師の先生が養護学校(現特別支援学校)に勤務していた時に経験した「訪問教育」の実際や,現在取り組んでいる「訪問カレッジ」での利用者さんの様子などを,動画を交えてわかりやすく説明していただきました。

 また,生涯学習社会の実現に向けての国の取り組みについても,法整備の流れとともに教えていただきました。

  質疑応答では,支援学校で訪問生を担当している教員から,卒業後に利用できるサービスに関する質問があり,いくつもの事業所の方から返答をいただいたり,下川先生からも,全国の実情やそれに関する法整備についてのお話を伺ったりすることができました。

 今回の研修で学んだことを,今後の支援に生かしていこうと思います。

 下川先生,ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。

救急処置訓練

 

6月27日(月)放課後、救急処置訓練がありました。

救急隊の方が来て実際に指導してくださいました。

小学部での訓練の様子です。

意識の確認をしています。「大丈夫ですかー?」

胸骨圧迫やAEDの使い方を学びました。

大人と子どもの人形がありましたが、

まっすぐに子どもの人形へ向かう教員の姿をみて、

子どもたちを守りたいという強い思いを感じました。

みんなの命を守るために、学ばなければならないことがたくさんあります。

質問が飛び交い、納得いくまで教えていただきました。

救急隊の皆様、ありがとうございました。

 

第2回職員研修

 

日時 令和4年4月27日(水)15:45~16:45

演題 「不器用なお子さんの支援」

講師 鴨島病院 作業療法士 江本純造 先生

 

今回もコロナ対策のため,2カ所に分かれて実施しました。

発達の過程を踏まえながら,手の機能をたかめるために効果的な活動や

必要な支援を具体的に話してくださいました。

手の動きと姿勢への取組についても,図や写真を用いて

紹介してくださいました。

今回の研修で学んだことを,本校の教育活動に生かしていこうと思います。

また,手作りの補助具をたくさん寄贈していただきました。

児童生徒の日々の活動の折々に,大切に使わせていただきます。

第1回職員研修

 

 日 時: 令和4年4月18日(月)15:50~

 演 題: 「支援が必要な子供達の体について」

 講 師: 鴨島病院 理学療法士 海部 忍 先生

 

 毎年,年度始めのこの時期に,社会人講師の海部先生に来ていただいて

 研修会を行っています。

 コロナ対策のために,「ふれあいホール」と「小学部ホール」の2カ所に

 分かれて実施しました。

 肢体不自由児や発達障害児の体についての説明のあと,体を触るときの

 ポイントやストレッチを行う際の留意点について,実演しながらご指導

 くださいました。

 姿勢を整えるためのストレッチや,自分の体のゆがみを知る方法についての

 演習を行いました。

 小学部ホールでは,小学部の職員が距離をとって研修を受けています。

 今回の研修で学んだことを,自立活動の授業や今後の支援に

 生かしていこうと思います。

ちょっとした工夫で…

 小学部で安全管理について意見を出したり,ワークショップをしたりして

できることから取り組んでいます。

 今回は,廊下の角でぶつかりそうになるという意見があり,ちょっとした

工夫をしてみました。

 

 

 視覚的に右側通行ができるように,廊下にテープを貼ってみました。

簡単なことですが,自然と右側通行になり,曲がり角で驚くことが

大きく減りました。

 

 

 今は安全のためにカーブミラーも設置しています。

これからも危ないと感じることをそのままにせず,

防げる方法を考えていきたいと思います。

地震後の危機管理研修

 

 

 12月3日の朝,突然地震が来ました。

先生方の迅速な対応で全員無事避難ができ,一次避難だけで

通常の学習に戻ることができました。

 小学部では今年度,安全管理についてチェックシートを作ったり,

避難用品があるかなどを,学部内で改善してきました。

地震のあった日の学部会で,早速ベテランの教員による「危機管理」

の研修をしました。

 今,自分たちが考えている以上の想定外のことが起こるという

ことを教えていただき,日頃から意識しておくことの大切さを教えて

もらいました。また,避難時に誰もが対応できるよう,トランシーバー

や避難グッズの確認もしました。

 子どもたちが安心して学校に来れるよう,児童も教員も命を守れるよう

これからも考えていきたいと思います。

★教員同士でミニ研修会をしています8★

進路指導について学びました。

 卒業後に利用する就労支援や生活介護,療養介護などの福祉サービスのことについて学びました。

担任が将来のストーリーを描けていないと,今どう対応していいかがわからない。

いろいろな可能性や方向性を考えて,高等部を卒業した時のビジョンを描けていないと

必要な支援につなげていけない。

 小さい頃から利用することで将来の生活にもつながるとのことで,小学部から進路指導に

取り組むことの大切さを知りました。

 切れ目ない支援で学校から社会に出られるよう,幅広い支援で児童や保護者を支えられるよう,

自分たちも福祉サービスや就労支援についてもっと学ばなければいけないと感じました。

★教員同士でミニ研修会をしています7★

 本日は,プログラミングについて研修しました。

 今年度,本校は中国四国地区のロボットプログラミング選手権(病弱部門)2021大会

の事務局をしています。

 11月18日(木)に,「プロロ」というプログラミングロボットによるロボット相撲を,中国四国地区の参加校と中継してリモートで行います。

 そのプログラミングの基礎やロボットの動かし方などについて教えてもらいました。

 

 

 ロボットが通るとドレミと音が出たり,

 ラインセンサーを使って走る様子を見せてもらいました。

 ロボットは小さくてその動きがとてもかわいらしかったです。

  実際のロボット相撲も見せてもらいました。

 土俵から押し出すと歓声があがりました。

 子どもたちでも簡単にプログラミングでき,学ぶ楽しさを実感し,誰かと対戦する

面白さ,勝負の達成感。。。得られるものがたくさんありそうです。

 また,このロボット相撲は,事前にロボットにプログラミングをしておけば,

全国どこの学校の友だちとも対戦できます。実際の大会もオンラインで実施されます。

 夢中になれるもので人とつながる,この経験が自己実現となり,将来の夢につながればいいなと思います。

★教員同士でミニ研修会をしています6★

 

 視線入力について教えてもらい,実際に体験してみました。

 画面を見つめて焦点が合うと,はじけたり,音が出たり、花火が上がったり。

 私も体験してみました☆ 

 

 見つめると楽しいことが起こるという経験は,子どもたちの見る力を育てたり,

身体が思うように動かないお子さんも,見ることでいろいろなことが操作できたり

します。

 

 ICT機器の活用で,子どもたちの可能性がどこまでも広がっていくように感じた

研修でした。

★教員同士でミニ研修会をしています5★

読み聞かせについての研修をしました。

 読み聞かせは,子どもだけでなく大人にも有効で,

様々な効果があることを学びました。

また,「読んだ後に感想を言わない,聞かない」ということを知り,衝撃でした。

ついついやってしまいがちですが,大切なことだそうです。

絵本の世界のわくわく感や面白さ,言葉のリズムの美しさ…

子どもたちの心や生活を豊かにする読書のことを学びました。

 

 そのあと,ワーキングをしました。

絵本の世界に浸って子どもたちの質問にどう答えるか。夢のある答えから現実的な答えまで,お互いの発想の豊かさにも感心し,楽しい時間となりました。

読み聞かせの奥深さを知る研修会となりました。

★教員同士でミニ研修会をしています4★

教材の紹介もしています。

【手作り教材の紹介】

 夏にウォーターベッドを作った水袋の紹介をしてくれました。

色がつくとさらに楽しそうです。

 

こんな遊び方もあります!気持ちよさそう。

 

 教員みんな興味津々です。子どもを引きつける教材は大人も楽しいようです。

 

【社会科の教材紹介】

教科書に準じた社会の授業の教材も紹介していただきました。

 手作りの教材やワークシートは,アレンジして使ってくださいとのことでした。

自作の教材は,本校の児童にも分かりやすいように工夫を凝らして作られていました。

作った教材を共有することで,他の教材作りに時間を回すことができます。

 

【在宅訪問で活用している教材紹介】

在宅訪問で活用している教材や授業の工夫を教えてもらいました。

 たくさんの教材を紹介していただきました。

   

既製のものから,子どもに合わせた教材やスイッチなどいろいろありました。

 教員みんな一つ一つの教材に感心していました。

 リモートでは児童が見えやすいように天井にプロジェクターで

みんなの様子を大きく移しているそうです。

 

これは光る教材をみんなで体験しています。

 

こんな風に天井に映ってキラキラしてきれいでしたキラキラ

いろいろな教材のアイデアや工夫を知り,自分たちの知識の幅が広がりました。

たくさんのアイデアをもらい,より豊かな指導に発展させていけるといいなと思います。

★教員同士でミニ研修会をしています3★

iPadで写真の機能に関しての研修をしました♪

連写したり,明るさを調節したり,スロー画像を撮ったり,

横にずっと続けて撮影することができることを知りました。

ぐるーっと回ってこんな長い写真が撮れました。

iPadには,たくさんの機能があります。

活用できるよう教員も学んでいます。

 

iPadで,Zoomの研修も行いました。

登校できない児童の授業にも活用されています。

 画面を共有したり,ホワイトボード機能を使って計算などのやりとりの

方法を教えてもらいました。

 今,大活躍のiPad。児童と教員をつないでくれるツールとなっています。

試行錯誤しながら,授業は一層豊かになっています。

★教員同士でミニ研修会をしています2★

今回は,ワーキングメモリのことについて学びました。

 視覚的短期記憶や聴覚的短期記憶の演習を通して,

どちらが得意かということを体験しました。

 

そのなかで,発達障害のある児童の困難さについて学びました。

支援の方法については視覚化や補助ツールなどがありますが,

大切なのはそのお子さんに合っているかどうかということでした。

お子さんに合った支援ができるよう,支援の工夫をもっと学びたいと思った研修でした。

★教員同士でミニ研修会をしています1★

小学部では,教員がそれぞれの専門分野を生かして講師となり,ミニ研修会をしています。

看護師さんからは,感染症対策のビニールエプロンの付け方や外し方を教えてもらいました。

病弱の支援学校では,感染症対策は児童を守るために非常に大切です。

 音楽の先生からは,児童が取り組んでいる矢印体操を教えてもらいました。

 音楽に合わせて矢印の方向に動きます。

アクションもついて,はじめはばらばらでしたが,だんだん上手になっています。

音楽の楽しさを知り,教員もリフレッシュできた研修でした。

令和3年度ミニ研修会

 

昨年度、研究課の新しい取組として始まったミニ研修会。

今年度は、国立特別支援教育総合研究所の

「NISE学びラボ~特別支援教育eラーニング」のコンテンツを使い、

自由参加型の研修会を9月から月1回のペースで開催する計画です。

 

9月は「発達障害のある子どもの思春期の課題と支援」についての動画を視聴しました。

      

 

10月以降も本校の児童生徒の支援に有効な内容を取り上げる予定です。

先生方の専門性の向上につながるよう、今後も研修の機会を設定したいと思います。

 

 

 

令和3年度夏季公開研修会を開催しました

 

○日時 令和3年8月24日(火)13時~16時30分

○演題 『一人一人の表現を大切にする授業実践へ

      ~児童生徒の意欲を高め能力を発揮できる造形活動の授業作り』

○講師 広島大学人間社会科学研究科 准教授 池田 吏志 先生

 

 

今年度は、広島大学の池田吏志准教授を講師として招聘し、

重度・重複障がい児の造形活動についての公開研修を開催しました。

 

コロナ禍ということで、リモートで本校と池田先生の勤務校、

他校の参加者の勤務校を繋いでの実施となりました。

校内でも3密を避けて、3つの部屋に分れて実施しました。

 

  

 

最初に池田先生より実態把握について説明があり、その後、実際に担当する児童生徒を想定して「クラス内実態把握表」や「個別実態把握表」を作成しました。

 

それから、教材・教具作りについての説明を受け、実際に版画の教具作りに取り組みました。

児童生徒の興味関心や得意な動き等を思い浮かべながら、様々な素材を組み合わせて、工夫を凝らした版画教具を作っていました。

 

  

 

最後にグループごとに作成した版画用具を披露し合ったり、ふりかえりシートにまとめたりしました。

 

今回はワークショップ形式の研修会をリモートで行うという初めての試みでしたが、

参加者からは「池田先生のお話や資料が分かりやすく、参考になった」、

「実態把握の大切さを改めて感じた」、「制作実習が楽しかった」、

「池田先生から直接アドバイスをいただきたかった」等、様々なご意見をいただきました。

 

今回学んだことを2学期の授業で活用し、

子ども達が持っている力を発揮して造形活動に取り組んでもらえたと思います。

 

情報視聴覚課夏期研修会

今年度,情報視聴覚課では,夏期休業中に次の3つの研修会を行いました。

1 プログラミング初歩(タブレット端末を使って)
2 競技用ロボット(プロロ)の紹介
3    Zoom操作(基礎編・ホスト編)

 

1 「プログラミング初歩(タブレット端末を使って)」 
 1回目は,児童生徒一人一台端末が貸与されたことに伴い,タブレット端末のみで簡単なアプリを使って授業ができることを目指した,ウェブアプリケーションの作成研修を行いました。タップ等で操作しやすいビジュアルプログラミングアプリケーションであるScratchを用い,メモアプリでじゃんけん画像の作成やじゃんけんのプロジェクトの作成に取り組みました。

 今後,児童生徒の学習活動に役立てられるよう考えています。


2 「競技用ロボット(プロロ)の紹介」
 2回目は,競技用ロボット(プロロ)の操作について研修を行いました。プロロは,自立型のロボットで本体にプログラムを入力することで操作できるロボットです。今年度,本校はロボットプログラミング選手権(病弱教育部門)2021(ロボット相撲)の中四国大会の主催者となっています。そこで,児童生徒が競技するために必要なプログラミングの仕方や動作原理について,そのノウハウを学ぶ研修となりました。

 秋のロボットプログラミング選手権が楽しみです。


3 「Zoom操作(基礎編・ホスト編)」
 3回目は,オンライン学習や会議に用いることが多いZoomの操作について研修を行いました。研修ではミーティングへの参加の仕方だけでなくホストとしての操作方法について,画面操作や画面共有,ブレイクアウトルームの使い方などを学びました。

 学校・家庭間の学習や,交流活動等に今後も多く用いられるものとして期待できるZoomについて,誰もがスムーズに操作できることを目指し取り組みました。

令和3年度鴨島支援学校夏季公開研修会のご案内

 

●日    時  令和3年8月24日(火)13時~16時30分

●方    法     リモートシステム(Zoom)を活用したLIVE配信

       (新型コロナウイルス感染症流行のため、今年度はリモートで実施いたします)

●講    師  池田 吏志 氏(広島大学人間社会科学研究科 准教授)

●内    容  『一人一人の表現を大切にする授業実践へ

       ~児童生徒の意欲を高め能力を発揮できる造形活動の授業づくり~ 』

 ●申込み    FAXでお申し込みください。【7月20日(火)〆切】

 

 鴨島支援学校夏季公開研修会 案内.pdf

 鴨島支援学校夏季公開研修会 FAX送信票.pdf

                鴨島支援学校公式キャラクター『かも先生』

 

第3回職員研修

日時  令和3年6月29日(火)

演題  「手の機能と関わりについて」

講師  鴨島病院 作業療法士 江本純造 先生

 

 

コロナ感染症対策で3密を避けるために、

ふれあいホール、小学部プレイルーム、高等部プレイルームに分かれて研修を実施しました。

 

はじめに、人が成長していくプロセスの中で現れるいくつかの原始反射について学びました。

モロー反射、把握反射、緊張性迷路反射などのそれぞれの原始反射で見られる具体的な反応と

原始反射を統合するための支援方法の説明を聞きました。

この写真は、足の裏に刺激が入ると足の指が曲がる足底把握反射の説明を聞いている様子です。

 

 

次に、肩甲骨、肘、手首、手指に関するストレッチについて、実演を交えながら

ストレッチのやり方やストレッチする際の留意点を学びました。

 

あわせて、セルフストレッチについても学びました。

 

最後に、手の活動において、ものの持ち方に関与する「支える力」と動作の滑らかさに関与する「出力を持続する力」を高めるための活動等の紹介がありました。

 

今回学んだことを活かして、子どもたちが日常生活や学習活動において

十分に力が発揮できるように支援していきたいと思います。

 

第2回職員研修

 

日時  令和3年6月8日(火)15:50~

演題  『摂食嚥下の基本ー食形態と介助方法ー』

講師  鴨島病院 言語聴覚士 三谷 勝 先生

 

私達が日常無意識に行っている「食べる」という行為について,

食べ物を認識してから胃の中に送り込むまでに,どのような過程を

経ているのかを詳しく学びました。

 

三谷先生手作りの嚥下模型を使い,

嚥下の際に各器官がどのように動くのか,

食物がどのように食道へ送り込まれるのかを説明してくれました。

それから,口の中に何も入れていない状態で,30秒以内に何回

ゴックンできるかをやってみて,自分の嚥下能力を確認しました。

思っていたよりも難しく,なかなかスムーズに飲み込めず,

嚥下能力が衰えてきていることを実感しました。

 

また,食べることや飲み込むことが難しい状態である「嚥下障がい」を体験してみました。

口を開けたままの状態や,舌を動かさない状態で飲み込んでみると,

いつもの飲み込み方と違い,むせてしまう教員もいました。

 

 

それ以外にも,とろみ剤の溶かし方や,

とろみ剤の分量によってどの程度粘度が変わるかを実演してくださったり,

食事介助のポイントの1つとして

食事中の姿勢,介助者の位置,介助方法等について説明してくださいました。

 

 

今回学んだことを活かして,児童生徒の安全に十分留意し,

給食の時間が楽しい時間になるように努めて参ります。

 

 

今回の研修では,3密を避けるために

ふれあいホール,小学部プレイルーム,高等部プレイルームに分かれて実施しました。

リモートに必要な機器が充実し,トラブルなく実施することができました。

  

 

第1回 職員研修

日時  令和3年4月19日(月)15:50~

演題  「支援が必要な子供達の体について」

講師  鴨島病院 理学療法士 海部 忍 先生

 

 

 

 

 

 

肢体不自由児の体について、正しいポジショニングや抗重力位の重要性について学びました。

次に発達障がい児の身体的な特徴についての説明を受けました。

肢体不自由児、発達障がい児ともに、お子さんの身体や発達の偏りなどの

状態把握をすることが重要だという話がありました。

 

 

 

 

 

 

そして、各関節の特徴、関節や筋肉の柔軟性維持のストレッチを行う際の

留意点についてご指導いただきました。

 

 

 

 

 

 

研修の後半は、発達障がい児の指導に生かせる姿勢を整えるための

ストレッチや運動について、教員が演習に取り組むことで学びを深めました。

今回の研修で学んだことを、子ども達の支援に生かしていこうと思います。

 

保護者職員研修(人権教育)

 10月18日(日)の学習参観日に,徳島県ハンセン病支援協会長 十川勝幸さんをお招きして,保護者職員研修(人権教育)を実施し,「ハンセン病回復者との交流に学ぶ」という演題で講演していただきました。

 県の障害福祉課長時代に,当事者の声を拾い上げた活動から始まった支援や交流から,最近の新型コロナウイルス感染症への偏見や差別にも触れた内容で,大変実りのある講演でした。
 全国13ヵ所ある国立ハンセン病療養所の職員がハンセン病に感染したケースはないそうです。恐れだけが先走ることの怖さと今の風潮がオーバーラップしました。

 誰もが情報を発信できる時代であるからこそ,私たちは情報に責任を持たなければならないと学ばせていただきました。大変お忙しいところ,本当にありがとうございました。

第3回職員研修

日時  令和2年6月26日(金)15:50~

演題  「手の機能や発達について」

講師  鴨島病院 作業療法士 江本純造  先生



手掌把握反射や非対称性緊張性頸反射などの
原始反射が残存している場合、姿勢保持や運動、見たり書いたりすることに困難さをもたらすことを学び、それらの困難さを改善するための取組を教えてくださりました。



手の発達は、全身の発達と連動することや「握ることの発達」の流れの説明を受けた後、目と手の協調や手指操作(握り)を促す教材をたくさんご紹介いただきました。



スプーンやお箸などの食具を使用するための操作課題の紹介や
自助具の紹介もあり、実際に触れて学ぶことができました。

今回の研修での学びを、日々の教育実践に生かしていきたいと思います。

第2回職員研修

日時  令和2年5月19日(火)15:50~

演題  「摂食嚥下の基本ー食形態と介助方法ー」

講師  鴨島病院 言語聴覚士 三谷 勝  先生



摂食嚥下障がいの基礎知識について学んだ後、嚥下障がいを体験しました。


小さなチョコを口を閉じず、舌を動かさず飲み込む体験をしました。


摂食嚥下に関するクイズにも挑戦しました。

研修の後半は「口の発達と食形態」の内容で、
誤嚥、食形態の工夫、とろみ剤について学びました。
口の発達段階を観察することが大切で、食形態を決定する目安になることを知りました。


何味かをわからないようにした4種類の栄養サポート食品を食べ比べました。
すべての味を当てることのできた教員は数名のみでした。

視覚的情報や聴覚的情報をしっかりと伝えつつ、
食事介助を行う重要性について学ぶことができました。

「ひざは90度に曲げる」「足は床や台にしっかりつける」
「机の高さはひじに合わせる」「頸部は前屈させる」など
食事介助のポイントについて教えていただきました。

子どもたちに合った食事介助を行うことが
子どもたちにとって楽しくおいしい給食の時間につながることを
再度、認識することができました。

第1回職員研修

日時  令和2年4月14日(火)15:50~

演題  「支援が必要な子供達の身体について」

講師  鴨島病院 理学療法士 海部 忍 先生



肢体不自由児の体について、正しいポジショニングや抗重力位の重要性について学びました。

発達障がい児の体についての特徴について学んだ後、関節や筋肉の柔軟性維持のストレッチを
行う際の留意点についてご指導いただきました。

研修の後半は、演習形式で発達障がい児の指導に生かせる
姿勢を整えるためのストレッチや運動について教員が演習に取り組むことで学びを深めました。

今回の研修で学んだことを、子ども達の支援に生かしていこうと思います。

新規赴任者研修

今年度は7名の新規赴任者の方が研修に取り組んでいます。
春季休業中は,情報視聴覚課,特別支援教育課,研究課の内容について研修しました。

特別支援教育課からは「センター的機能」「個別の教育支援計画」「キャリアパスポート」について講義していただきました。

       

研究課からは新学期始まってすぐに必要となる情報として,「移乗介助の仕方」や「身体にふれる際の配慮」,
「飲んだり食べたりする際の介助のポイント」等の講義をしました。



後日,「本校の緊急体制」について養護教諭や学校看護師が講義する予定です。

先生方がスムーズに校務に取り組むことができるように,そして児童生徒が安心・安全な学校生活を送るための支援ができるように,
この研修で学んだことを生かしてほしいと思います。