教職員研修
第3回職員研修
日時 令和3年6月29日(火)
演題 「手の機能と関わりについて」
講師 鴨島病院 作業療法士 江本純造 先生
コロナ感染症対策で3密を避けるために、
ふれあいホール、小学部プレイルーム、高等部プレイルームに分かれて研修を実施しました。
はじめに、人が成長していくプロセスの中で現れるいくつかの原始反射について学びました。
モロー反射、把握反射、緊張性迷路反射などのそれぞれの原始反射で見られる具体的な反応と
原始反射を統合するための支援方法の説明を聞きました。
この写真は、足の裏に刺激が入ると足の指が曲がる足底把握反射の説明を聞いている様子です。
次に、肩甲骨、肘、手首、手指に関するストレッチについて、実演を交えながら
ストレッチのやり方やストレッチする際の留意点を学びました。
あわせて、セルフストレッチについても学びました。
最後に、手の活動において、ものの持ち方に関与する「支える力」と動作の滑らかさに関与する「出力を持続する力」を高めるための活動等の紹介がありました。
今回学んだことを活かして、子どもたちが日常生活や学習活動において
十分に力が発揮できるように支援していきたいと思います。
第2回職員研修
日時 令和3年6月8日(火)15:50~
演題 『摂食嚥下の基本ー食形態と介助方法ー』
講師 鴨島病院 言語聴覚士 三谷 勝 先生
私達が日常無意識に行っている「食べる」という行為について,
食べ物を認識してから胃の中に送り込むまでに,どのような過程を
経ているのかを詳しく学びました。
三谷先生手作りの嚥下模型を使い,
嚥下の際に各器官がどのように動くのか,
食物がどのように食道へ送り込まれるのかを説明してくれました。
それから,口の中に何も入れていない状態で,30秒以内に何回
ゴックンできるかをやってみて,自分の嚥下能力を確認しました。
思っていたよりも難しく,なかなかスムーズに飲み込めず,
嚥下能力が衰えてきていることを実感しました。
また,食べることや飲み込むことが難しい状態である「嚥下障がい」を体験してみました。
口を開けたままの状態や,舌を動かさない状態で飲み込んでみると,
いつもの飲み込み方と違い,むせてしまう教員もいました。
それ以外にも,とろみ剤の溶かし方や,
とろみ剤の分量によってどの程度粘度が変わるかを実演してくださったり,
食事介助のポイントの1つとして
食事中の姿勢,介助者の位置,介助方法等について説明してくださいました。
今回学んだことを活かして,児童生徒の安全に十分留意し,
給食の時間が楽しい時間になるように努めて参ります。
今回の研修では,3密を避けるために
ふれあいホール,小学部プレイルーム,高等部プレイルームに分かれて実施しました。
リモートに必要な機器が充実し,トラブルなく実施することができました。
第1回 職員研修
日時 令和3年4月19日(月)15:50~
演題 「支援が必要な子供達の体について」
講師 鴨島病院 理学療法士 海部 忍 先生
肢体不自由児の体について、正しいポジショニングや抗重力位の重要性について学びました。
次に発達障がい児の身体的な特徴についての説明を受けました。
肢体不自由児、発達障がい児ともに、お子さんの身体や発達の偏りなどの
状態把握をすることが重要だという話がありました。
そして、各関節の特徴、関節や筋肉の柔軟性維持のストレッチを行う際の
留意点についてご指導いただきました。
研修の後半は、発達障がい児の指導に生かせる姿勢を整えるための
ストレッチや運動について、教員が演習に取り組むことで学びを深めました。
今回の研修で学んだことを、子ども達の支援に生かしていこうと思います。
保護者職員研修(人権教育)
10月18日(日)の学習参観日に,徳島県ハンセン病支援協会長 十川勝幸さんをお招きして,保護者職員研修(人権教育)を実施し,「ハンセン病回復者との交流に学ぶ」という演題で講演していただきました。
県の障害福祉課長時代に,当事者の声を拾い上げた活動から始まった支援や交流から,最近の新型コロナウイルス感染症への偏見や差別にも触れた内容で,大変実りのある講演でした。
全国13ヵ所ある国立ハンセン病療養所の職員がハンセン病に感染したケースはないそうです。恐れだけが先走ることの怖さと今の風潮がオーバーラップしました。
誰もが情報を発信できる時代であるからこそ,私たちは情報に責任を持たなければならないと学ばせていただきました。大変お忙しいところ,本当にありがとうございました。
第3回職員研修
日時 令和2年6月26日(金)15:50~
演題 「手の機能や発達について」
講師 鴨島病院 作業療法士 江本純造 先生
手掌把握反射や非対称性緊張性頸反射などの
原始反射が残存している場合、姿勢保持や運動、見たり書いたりすることに困難さをもたらすことを学び、それらの困難さを改善するための取組を教えてくださりました。
手の発達は、全身の発達と連動することや「握ることの発達」の流れの説明を受けた後、目と手の協調や手指操作(握り)を促す教材をたくさんご紹介いただきました。
スプーンやお箸などの食具を使用するための操作課題の紹介や
自助具の紹介もあり、実際に触れて学ぶことができました。
今回の研修での学びを、日々の教育実践に生かしていきたいと思います。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
31   | 1 1 | 2   | 3   | 4   | 5 1 | 6   |
7   | 8 2 | 9 1 | 10   | 11 2 | 12 1 | 13   |
14   | 15 1 | 16 1 | 17   | 18   | 19   | 20   |
21 3 | 22 1 | 23 2 | 24 1 | 25   | 26 2 | 27   |
28   | 29   | 30   | 1   | 2   | 3   | 4   |